牛乳

@rajipine

第1話

最近TVでダイエット牛乳の宣伝を観た。「ここが斜めになっているからバッチリ」眼鏡の兄さんが得意気。

「お疲れ様でした」TVの収録が終わって兄さんは帰る。兄さんの名前は「京符」と云う。

TVの光の中から出ると、小鳥が集まって来た。京符は少し躊躇った後パンを買いに行った。ここはダイエットシティ。どれもカロリー少なめ。京符はジャムパンを買った。

突然、女の子が騒ぎ出した。「ひゃー、この電柱何処まで伸びるの?」周りは大変な騒ぎになっている。

京符が見るとずっと青空の果まで続いてた。

女の子の名前は「伊里」と云う。

伊里は一生懸命電柱を登っている。伊里のポケットから牛乳がどんどん溢れ出す。

京符の頭にも伊里の牛乳がかかった。京符は伊里にダイエットしているかどうしても聞きたくなって来た。

都市の牛乳は辺り構わず流れる。

少し周りが落ち着いた後、京符は伊里に話しかけた。

「夕方には足を伸ばして寝たいですか?」この京符の質問に伊里はびっくりした。

そういった都市の願い「牛乳」が叶えてくれるかもしれない。

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