第314話 オッケ➰➰💕💕

「じゃぁ、良いわね! コンペに出す企画は、『横須賀ネイビーパーカー』で…!!」

 ユリアンが全員を見回した。


「オッケ➰➰💕💕」

 ゴンちゃんは頬にオッケーサインを付け、舌を出すローラの古いギャグで了解した。


 誰もゴンちゃんには逆らわないので、ネイビーパーカーで決定してしまった。


 後から、シーちゃんも姿を現わした。

 だが、私とシーちゃんの間には埋められない溝が出来てしまった。

 シーちゃんは、ユリアンに歩み寄った。

「ユリアン先生…!!」

「え、ああ、シーちゃん! 今、コンペの企画決まっちゃったけど…。」

「はい、構いませんけど…。あの…、私、バイトしたいンですけど………!!」


「ン、バイト~…!!」

 ユリアンは聞き返した。

 私たちもシーちゃんの顔を見詰めた。



 

 

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