第266話
サンタはゴンちゃんからの電話を切ると、不意に、私に振り返って、
「ねぇ! イチゴって、元ヤンだったの!?」
と訊いてきた。
「えェ……? ち、違う、違う!!」
私は、即座に両手を振って大袈裟に否定した。
「ハッハ……、私が元ヤンキーに見えるゥ……? どっから、どう見ても優等生キャラでしょ!!」
今まで培ってきたイメージが……。
「フフ…、元ヤンに見えンべェ~…!!」
横からショーリがしゃしゃり出てきた。
「え…!? 何よ、ショーリ!
文句あンのかよ!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます