第265話

「フフ…、暴力事件ねぇ~……!!」

 サンタが意味深に私を見て微笑んだ。


「ゴッホン……!!」

 私は咳払いをひとつした。

 全く……。

 ショーリのお陰でどンだけ暴力女子だと思われてンだよ。


 私はショーリを睨みつけたが、彼はどこ吹く風だ。

 人懐っこい笑顔を浮かべていた。


 しかも私の知らぬ間に、ゴンちゃんたちは、《横須賀ネイビーパーカー》の話しをドンドン盛り上げて勝手に進めていた。

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