第237話 ハッちゃん
「別のクラスだけど、ハッちゃんって、言う子がいて、その子が男子に苛められてるって聞いていたの。」
「うん……。」
サンタも那奈も頷いた。
ショーリだけはふて腐れたように、そっぽを向いた。
「ハッちゃんは、大人しい子だったから、男子に苛められても、先生にも相談できずにいたのね。
私は別のクラスで……、小一と二年生の時、一緒だったンだけど、小四の時は別のクラスだったのよ。」
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