第238話
「っで、その日、校舎裏の方から男子たちが慌てて出てくるのを見て、私は校舎裏に走って行ったの。」
「………。」
ショーリは黙っていたが、困惑気味だ。
「そこで、しゃがんで泣いてる子がいたの。」
「その子が、ハッちゃん……?」
サンタが訊いた。
「そ、っで……、その横に小さな少年がいたのね。」
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