第236話

 とにかく、いがみ合っていてもらちがあかない。

「良いわよ。じゃぁ、ちゃんと真相を話すわ。」

 諦めて正直に話そう。

 ため息をついた。


「あれは、小学校4年の時…、そうよね。」

 同意を求めた。

「ああ…。」ショーリも頷いた。


「まだショーリが、このくらい背が小さかった頃…。」

 胸くらいに手で背丈を示した。


「そんなっけェ~ワケね~だろ。

 それよりは大きいよ!!」

 よほど背丈の事がコンプレックスなのか、マジで怒ってきた。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る