第202話 経緯《いきさつ》を

 ショーリが、グラスを持ってキッチンへ行った。


 那奈は、少しづつ経緯いきさつを話し始めた。


「本城君の事は、同じ学区だったんで、小学校の頃から知ってたンだけど…。」

「……。」


「その頃から、彼は……、抜群に頭が良くって、中学の時は生徒会長にもなって、ルックスも良かったので、女子からも人気もあったンです。」


「うっわ~…、友達にしたくねぇ~な。そんなヤツ!!」

 ショーリがグラスに氷とアイスティを入れ換え戻ってきた。


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