第175話

「遅っそいよ~! イチゴ~ーー!!」

 サンタはコンビニ袋を差し出した。

「何、これ?」


「差し入れよ。手ぶらで来ンのは気が引けるでしょ!!」


「別に…、気ィ~使うなよ。う~ン、入って…!!」

 背後を気にした。リビングにはショーリがいた。


「何よ? オバさん、いるの?」

「ううん…!!」

 首を振った。

 もっと厄介なヤツがいるんだよ。




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