第174話

「うっわ~…!!

 マジかよ! サンタがもう来ちゃった!!」


「そりゃぁ、まだ九月だからな。クリスマスには早すぎンだろ!!」

「バ~カ! そのサンタじゃね~よ!!」

「ま、どのみち、家に男がいるって事はバレてンだから、良いじゃン!!」


「う~…!!」

 私が唸っていると、またインターフォンが鳴った。

「はい、はぁ~い!! わかったわよ。

 ったく、今、出ますよ!!」

 私は玄関へ急ぎ、内鍵を開け、ドアを開いた。


「遅っそいよ! イチゴ~!!」


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