第164話

 リビングに入り、即座にエアコンの電源をオンにした。


「う、わァ~…! 暑ッちィ~!!」

 背後でショーリがTシャツをめくって脱ごうとしたため、

「ショーリ! レディの前で脱ぐンじゃねェ~よ!!」

 とすかさず怒鳴った。

 ただでさえクソ暑ッついンだ。

 声を張りあげさせるんじゃねェよ。


「えェ~…? だって、海じゃ全てを見せ合った仲じゃン!!」


「はァ~~……!!」

 お前なァ~…。

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