第126話
「あ~…!クッソ~……、こんなブルーな話しするはずじゃなかったのに…!!」
ショーリは立ち上がって、波打ち際まで走っていき、無造作に海水で顔を洗った。
おそらく私に泣き顔を見られたくないのだろう。
「………!!」
私もこれ以上、彼を追い詰めるのはよそう。
「フフン…、」
ショーリはまた人懐っこい笑顔でこっちを見た。
心なしか、目が充血していた。
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