第125話 

「ああ…、オレの小さい頃に亡くなったお母さんだよ! イチゴのオバさんの事じゃなくって!!」


「わ、解ってるわよ!」

 唇を尖らせ小さく頷いた。



「お母さんも……、オレに心配かけまいと、手術する前……、

『死ぬわけないでしょォ~…。すぐに元気になるから…… 待っててェ……』って、俺と約束したのに……」

 ショーリは顔を歪め泣きそうになった。




「う…ン、悪かったわよ!」

 さすがに、彼の亡くなったオバさんの事を持ち出されると弱い。







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