第123話
「ふゥ~~ー……!!」
ショーリは大きくため息をつき、哀しげな顔をした。
「だ、大丈夫かよォ~……!?」
肩をすくめ訊いてきた。
「フ…、ゴッホゴホ…ッ、平気だよ……!!
ゴッホ…!」
強がりを言ったが、いっこうに咳が止まらない。
「平気じゃね~よ。これじゃ、逆だろ!
いつもと!!」
ショーリが怒り出した。
口許は笑っていたが目付きは真剣だ。
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