第119話 お母さんのバカ~~ー❗❗

 水泳教室に通っていたので泳ぎには自信があった。


 海水は浮力があるので、プールよりもずっと楽に泳げる。



「待てよ~ー! イチゴ~ーー❗❗」

 ショーリも必死に泳いで来たが追い付けない。



 かなり沖まで泳いできた。

 遠浅だが、ここまで来ると当然だが足は着かない。



 一気に私は潜水し、潜ったまま絶叫した。




『ウッわ~ー!!

 お母さんのバカ~~ーー❗❗』

 咽喉もれるくらい叫んだ。



 無数の泡が口から放たれた。

 徐々に息が苦しくなってきた。



 もうダメ。

 海面に顔を出した。


「ハァ~ーー」

 思いっきり息を吸ったら、予想以上に大きな波が来た。



「キャ~ー!!」 

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