第37話 イチゴ姫の水着

「ま、いいよ! こうなったら、自棄ヤケだから❗❗

 去年 買ったまんま、一度も着てない水着を着てやるンだからァ~!!」

 勢いよく立ち上がった。



「おォ~ー! ごっつァンです!!」

 ショーリは、笑顔で懸賞を受け取る時のように手刀を切った。


「相撲取りか!!」

 何…、ごっつァンって……。



「イチゴの水着が拝めるなら、話しは別だよ! 今すぐ海行こうぜ! 

 ただちに! 速攻で! マッハの速さで!

 なんなら、どこ💟もドアで!!

 ちょっと遅い水着ファッションショーだぜ!!」



「何よ!! お祭り気分か。お前は! どこのフェスティバルだよ!!」



「よォ~ーし😆🎶✨ そういう事なら、一刻も早く出発しようぜェ~ーー❗❗❗」

 急に元気になった。



「あのねェ…… 何をひとりでそんなに盛り上がってンだよ……」


「だって、イチゴ姫の水着姿なんて超レアものだろう❗❗」

 大袈裟な振りを交えて歓びを表現していた。



「あのねェ…… イチゴ姫ッて呼ぶなァ~❗

 スーパーマ💟オかァ~…… ショーリは、症二病なのかよ❗❗ 小二の夏休みから全然、進歩してねェ~じゃン❗❗」


「だって、ピー🍑姫に対抗して、イチゴ姫じゃん❗❗」


「何よ…… 対抗ッて、マジ、小学校の頃から全然、進歩がないよねぇ……

 ショーリは、小学校で初めて会った時からイチゴ姫ッてからかってきて、さァ~……」


「ハッハハ…… そりゃァ~……」

 バツが悪いのか、言葉を濁した。



「そりゃ、何よ❓❓」



「いや、だから、イチゴは、ちょっと高嶺の花ッて言うか。男子を寄せつけないオーラが漂っていて……」



「え、男子を……」何、それ……。





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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