第16話 ここ! 横須賀だよ!!

「何、じゃ、逆に都会なの……

 東京のどっかが過疎化が進んでンの……」


「うゥン……😔💦💦 何が逆なのか。

 わからないけど……

 考え方としたら正解よ!」



「あ、わかったよ。やっぱ、逆に東京なんだ! 多摩とか…… あっちの方❗」


「だからァ~、何が逆なのよ。ショーリの頭は、どういう構造なワケェ……」



「ああ、そうか。解かったよ。 

 じゃ、島だよ! 島! 八丈島とか、伊豆大島とかも、東京じゃン!!」


「ブッブゥ~ーー!!

 違いますゥ~……!!」



「えェ~? じゃァ、どこ!

 逆に、北海道とか……」



「いやいや、だから、どこの逆だよ……

 ここだよ! ここォ……!!」

 顎で芝生を差した。


「え、ここってェ……?」



「ここ! 横須賀だよ!!」

 指で公園の芝生を差した。



「えェ~~ー…? ウッソだァ~……!!」

 やはり勝利ショーリも信じないみたいだ。



「ウソだと思うなら、ググッてみなよ❗❗」

 受け売りだ。


「え、マジでェ……😔💦💦💦」

 どうするか、勝利ショーリも悩んでいた。しかし納得したみたいだ。


 もちろんこんな冗談を言った所で、私には何のメリットもない。



「ッでさァ~、学校の担任から政策コンペで何か、企画を出せッて言われて……」

 ここからが本題だ。



「え、コンパの企画……❓❓

 ヘッヘヘェ、王様ゲームとかァ~……」



「フン……、合コンのコンパじゃねぇ~よ。

 コンペ…、コンペディションだッて。

 さっきから何よ❗❗ ボケなの❗❗

 それッて❗❗」



「別にィ~😆🎶✨ ボケじゃないけど、さ。

 コンペッて、何それェ❗ どんな企画❓」

 勝利ショーリは大袈裟な振りをして訊いてきた。



「え、そうね…… 例えばアレみたいな」

 一瞬、説明するのを躊躇ためらった。

「Tシャツに【アイ ラブ 横須賀✨💖】とかロゴを書いたり……」

 自信がないので徐々に声のトーンを落とした。



「おおォ……😆🎶✨ 良いじゃン❗❗❗」

 ナゼか、ショーリには超ウケた。


「え、マジ❓ 良いの……」

 こいつは、どういうセンスなのだろうか。




 ∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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