第12話 お腹周りの脂肪へと……

『うゥ~ーン……』どうする……



 当分の間、お菓子やSweetSを口にするのはめよう。


 あとは、食事制限と運動か。



 これまで私は幾ら食べても太らない体質だと、タカをくくっていた。



 おそらく成長期だったので、多少のカロリーオーバーも消化できたのだろう。



 だが、成長の止まった今、余ったカロリーは着実にお腹周りの脂肪へと変貌していた。



 ダイエットに楽なし。



 すぐに私は運動の出来る格好に着替えた。

 上はTシャツで下は洗いざらしのデニムだ。


 夏休みに穿いた時は、ユルかったはずが、ベルトをするとかなりキツい。

 四キロ太ったのだ。

 しかもウエスト回りだけ……

 デニムがキツくなっても無理はない。



「お母さん! ちょっと走って来る!!」

 リビングでソファに寝転んでいる母親に断わった。

 


「え……? ああ、車に気をつけてね!

 あ! それから、苺ォ……❗❗

 あとで、話しがあるから!!」


「うン…… わかッたよ! あとでェ……」

 母親の話しも聴かず、一目散に玄関を飛び出した。






 ∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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