第4話 四次元ポ💟ット……❓❓

「はぁ~…、何、甘い事を言ってンのよ! ルノアールのミルクココアより大甘よ!!

 私が彼氏を紹介出来るほど恵まれた恋愛経験があるとでも思ってンの!!」

 即座に、ユリアンも不満を漏らした。


 アラサーで彼氏なし。もちろん未婚だ。




「フフゥ~ン、何、自信満々に逆ギレしてんのよォ~ー……!!

 ッで、ぶっちゃけェ……

 ウチらに何しろって言うの。

 さっさと、用件を言えば……❓❓❓」

 そのために来たんでしょう。



「フフ…、良いこと❗❗」

 ユリアンはカバンからチラシを取り出した。 

「じゃッじゃ~~ン🎵🎶🎵😆🎶✨」

 自分で効果音を奏でてチラシを披露した。



「何よ……。それ…… ド💟えもんなの。

 四💟元ポケットォ~ーー……❓❓」

 小学生か……。まったく。



「ン……❓❓ 何、これェ……」

 一斉に、みんな前のめりになって机に置かれたチラシを覗き込んだ。



「フムゥ…、横須賀学生政策コンペ……❓」

 ゴンちゃんが声に出して読んだ。



「え、コンパ……❓❓」とっさに門田仁美、通称、ニコがボケた。


 彼女はニックネームの通り、いつもニコニコしていた。

 怒った顔を見た試しがない。




「コンパじゃねぇ~よ。コンペ❗❗」

 すぐさまユリアンが突っ込んだ。



「フゥ~ン、ッで、これをどうしろッて言うの❓」

 いきなり学生政策コンペなんて言われてもウチらは、まったく気が乗らない。




「この企画に、みんなで出展してみない❓」

 ユリアンがみんなを見回し微笑んだ。



「えェ~ーー……❓❓ マジィ~ーー!!」

 正直を言えば、この時、ウチらは微塵もやる気がなかった。






 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆∠※。.:∠※。.:*:・'°☆




 


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