46.空飛ぶ卵の右舷砲 感想
こちらまたもや獣耳メガネの某Vtuberさんに影響されて読み始めました。
作者の喜多川先生は、この作品で第12回講談社ライトノベル大賞で特別賞を受賞しデビューしています。
◆タイトル『空飛ぶ卵の右舷砲』
◆作者 喜多川信
◆イラスト こずみっく
◆レーベル ガガガ文庫
◆発売日 2018/07/23
◆感想
人造の豊穣神・ユグドラシルによって人類が地上を追われ樹獣や樹竜といった怪物がはびこる終末世界。
小型ヘリ「静かなる女王号」を操るヤブサメとモズは、東京湾海上都市を訪れる。
空を駆り竜を狩る近未来SF!――というお話。
うーんもうね、ロマンの塊としか言いようがない作品ですね。
樹獣や樹竜に支配され荒廃した日本。地上を逃れ、空に居住の地を移した人々はヘリにのり、「空団」を結成して暮らしている……この設定だけでご飯三倍はいけます!
「樹竜」とヘリで戦うってすごすぎじゃないですか!?
他にも「大崩壊」後の世界やエネルギー、食料、人々の生活や街の様子など、細かく設定が練られていて、すごいの一言。
東京が旧都市の遺跡と化しているのも個人的にはかなりツボな設定です。
初めてラピュタを見た時のようなワクワクを感じました。
「空の女」女船長のモズは格好良いし、主人公のヤブサメやクールなヒロインのセキレイも魅力的。
緊迫感のあるバトルも光景が頭の中で鮮やかに浮かび、ラストミッションは手に汗握りました。
ぜひ劇場版アニメで見てみたい作品です!!
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