毒入りケーキ

となり街に金網で囲まれた外国がある。

住所はカルフォルニア。

近くて遠い外国だ。


最近この米軍基地にオスプレイがやってくるとか、こないとか騒いでいますが・・・。

その基地の中にメアリーちゃんという友人がいる。

彼女は日本文化について勉強していてレポートを書かなくちゃいけなかった。

書きあがったから確認して欲しいと言われたので、基地の外のカフェでそのレポートを一緒に確認した。

彼女のレポートはよくかけていて、何か所か直しただけですんなり終わった。


それから三日…


メアリーちゃんが大きな箱を手にやってきた。

彼女はにっこり笑って箱をてわたしながら、

「これはこの前の仕返しだよ。」

と言った。


(仕返し???)

ニコニコ笑っているけど、もしかしたら…

メアリーちゃんは「電車に遅れる」と帰っていった。

その置いていかれた、大きな白い箱は何か不気味にも見えた。

箱を机の上に置いて、耳を当ててみた。コチコチとか、かちゃかちゃなどと音はしなかった。

匂いを嗅いでみると、ほんのり甘いにおいがした。

(やっぱり、お返しと仕返しの間違えかな?)


意を決して箱を開けると、中には大きな大きなケーキが入っていた。

「お返し」か。いや、でも、もしかしたら毒とか入ってて…

恐る恐る食べたが、何もおこらなかった。

ただのおかえしのケーキだった。

毒は入っていなかったけど色がとっても、毒々しかった。

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