第6話 「ジャーナリストの本分~申報館記者日誌~」 崩紫サロメ様

「ジャーナリストの本分~申報館記者日誌~」 崩紫サロメ様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885086886



     ◇   ◆   ◇



 19世紀最後の夜。魔都上海に現れた美しき亡命者


上海の新聞社「申報館」で記事を書くユダヤ人記者と、「記者になりたい」と言って申報館を訪れる謎の東洋人の青年。

時は1900年12月31日。

あと数時間で19世紀が終わる。


「20世紀」とはどんな時代になるのだろう。


*19世紀後半から20世紀前半、上海に実在した「申報館」という新聞社を舞台としたフィクションです。


(作品紹介より抜粋)



     ◇   ◆   ◇



 激動の時代が舞台の御作。

 ぴりっとした空気感が魅力的です。「バチカン奇跡調査官」に似ているかも……失礼しました。

 この作品の“イケメン”は、容姿が整っているだけではありません。

 世界中で突き進むように改革の嵐が吹き荒れる、この時代だからこそ彼らが輝いて見えると思いました。



>俺は目を伏せたまま顔を上げないわかい亡命者をもう一度見る。

 その端正なかおを覆うのは愁いというよりも諦念だ。



 主人公が抱いた、東洋人青年の印象です。

 くらい美の結晶、とも言い換えています。

 その青年の表情の変化が魅力的です。

 この作者様の作品は初めて読みましたが、細部にまでこだわる姿勢を感じました。

 ストーリーもキャラクターも細かく彫り込まれ、それが魅力につながっています。



 ……ごめんなさい。私の筆力では作品の良さを充分に紹介できません。

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