「古代魔法」

さて、ここからはボクが知っている魔法の話をしていこうか。


古代魔法とは、大昔、誰かしらが解き明かした世界の神秘の一つで、特定の呪文と精神力さえあれば、才能の差はあれど誰でも使える。

分類として精神系に属するよ。

現代では呪文のコードが解析され、それらを複合したり、新たな造語を生み出したりして最新版の魔法を作成しているみたいだ。

古代魔法、なんて古くさい名前だけど、中身は新鮮シャキシャキの最新技術ってわけだ。


古代魔法は魔法界の花形だ。才能によって優劣が決まる点を除けば、精神力と呪文だけでいくらでも手軽に魔法が撃てる。

大概のファンタジー小説で出てくるほどの有名人だ。


ちなみに才能によって大きく左右されるのは、スポーツ選手とかと一緒だ。

彼らが筋力や持久力に優れるように、魔法の才を持つものは、貯めて置ける精神力や、一度に放出できる精神量が大きい、ということになる。


一説によると、古代魔法を放つのに必要なのは「イメージ力」らしい。

そこに発生するであろう物理現象を的確にイメージ出来るもの程、それがより具体的にはっきりと強度を持つ、という考え方だ。

実際、古代魔法を教える場所ではイメージトレーニングを授業に取り入れている所も少なくない。

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