第三話「予測不可能!?死の過ち方」
・・・・カージワム遺跡内部・・・・
「ここが能力を引き出す場所ってわけか・・」
何か緊張するな・・・自分のこの異世界の中で使える能力・・・これで俺の旅の運命は変わるな、絶対にいいのつきますように・・・つきますように・・・そんなことで当たるかわからんけど、願ってみた。
「なんだ・・・ここに手を置けばいいのか」
遺跡の最深部には手を置いて下さいと言わんばかりの土台があった・・・・
「!!」
手を置くといきなり眩しい光が出てきた、これは流石に眩しすぎる・・・!!何だ何だ・・・
「あっつ!!」
光が一瞬で消え、土台においてた手が死ぬほど一瞬だけ熱くなった!
「これで・・・終わり?」
いやいや!!あっけなすぎ、能力はこれでほんとに手に入れたのか?ちょいと辺りを見渡して・・・
「はぁ!!」
「・・・・・・」
恥ずかしい!!顔が真っ赤になった・・・もう生きてけない・・と思った瞬間。
「キャーー!!」
!!マリカが心配だ!即座に遺跡から飛び出した、遺跡の中はそれほど長くなく直ぐに出れた。何か・・・凄く嫌な予感、あんな自信満ちてたのに・・・
「マリカ!!!」
・・・・カージワム遺跡前・・・・
「あー遅かったね・・」
「はぁ・・はぁ・・・マリカ!」
遺跡から出ると気絶してたマリカがいた、どうやら負けたらしい・・・・
「マリカを離せ!!」
「おっと!そうはいかねぇ・・・な!!」
そう言うと、マリカを蹴とばした。
「な!何するんだ!!」
「けっ!こんな女のために何か得でもあんのかよ」
なんだよ・・・この感情・・・こいつら・・・
「そいつから離れろ!!!」
・・・・バン!!・・・・
「ぐ・・・・ぐは・・」
「けっ!しぶとい奴め」
な・・・なんだこれ・・・手が赤い・・・はは・・・これが血か・・・
何かもう色々とダメだな・・・もうじき意識も・・・
「リュウ!!」
!!は・・・何やってんだよ俺・・・マリカが危ないのに俺はこんなところで、せっかく能力あるのに・・・
「はぁーーー!!」
「な!こいつ!!・・・これでも!」
そう言うと、手から火が出てきて俺の体に当ててきた。
「がぁ!!!!」
・・・・体に・・・穴が・・・意識が徐々に消えて・・・
「任せろ・・後は」
な!何・・・誰だよ・・・突如後ろから肩をたたかれ言われた・・・
「な!・・・俺」
振り向くと・・・・俺がいた・・・・
「さぁ!もう許さんぞ!!」
「な!何でだ!・・・・倒したのは・・・・ほ・・ほら、お前の死体だってあるじゃないか・・」
ふと横を見ると俺が腹に大きな穴が開いて大量の血が出てきていた死体があった・・・これが俺・・・見てて不思議になる・・・
「あぁ・・・確かに俺は死んだ・・・だけど俺の能力は影の能力だぁ!」
その瞬間に相手に隙ができた!これなら!!
「は!な・・・何をした・・・」
「隙を見てお前の影を奪った・・・」
「な・・・・」
バタン!と勢いつけて倒れた・・・まぁ人から影を奪ったらなぁ・・・・しかし、何この能力は、死んだらって何かやだな。
・・・・ガン!!!・・・・・
な!・・・何か聞こえたぞ・・・・腕を見ると何故か29と書かれていた・・・
「これって・・・・」
まぁ分かる人にはわかるだろう・・・この数字の意味は、能力の回数・・・だと思う。だけどこの回数以上やるとどうなるのやら・・・・
「っと!マリカ!」
・・・遺跡近くの木陰・・・・
「大丈夫か?」
「うぅ・・・・」
良かった・・・生きてた、ひやひやするな・・・と安心してたら突如・・・
「!!!・・・何んだ・・・ま!眩し!!」
なんだこれ・・・輝かしいひし形の宝石が突如光って出てきた・・・・
「な・・・これは・・」
手が宝石に当たった瞬間・・・
「う!!・・」
「お前は・・・何でこんな物もまともに提出できないのだ・・」
「なぁ・・・俺たちは何のために生まれてきたのかな・・」
「・・・おい!しっかりしろよ!!・・・こんな所で・・」
「いいから・・・先に行ってるわ・・・」
な・・・何だ・・・さっきのは・・これが記憶・・・なのか・・・頭に色んな記憶が少しだけ出てきた・・・だが、まだ分からない・・・でもこれが本当の記憶なのか?疑問が残る・・・
「リュウ・・・あのね・・・もうこの先は・・」
「な!!はぁ・・・はぁ・・・」
夢?・・・・なんだよ・・・つい木陰でマリカと一緒に寝てしまった・・・
「もう食べれませんよー・・・むにゃむにゃ」
マリカの顔を見て少しだけ安心した・・・・
記憶喪失の異世界旅行ー死の記憶・・・ Sro @Sro
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