第二話「能力?革命する未来」

・・・・「町の真ん中」・・・・


「はぁ・・・はぁ・・・はぁー」


確か、この辺りで悲鳴が・・・・?


「おい!てめぇー!何ぶつかってんだよ!?」


「ふざけるな!」


「そーだ!そーだ!」


男が4人ぐらいで女の人を囲んでいるのが見えた、その女の人は、怪我をしてて、大体予想はできるけど・・たまたまぶつかってしまった・・・という所だろ・・・


「す・・・すみません」


「あぁ??声が小さいんだよ?」


「あの・・・本当に・・」


何か見苦しいな・・この光景・・・


「おい、あの4人・・・倒せるか?」


俺は能力をまだ持ってないため、マリカに頼むことにした、まぁマリカならなんやかしら能力を使って倒せるだろ?そんな気楽な事考えていたが・・・


「え?あー無理ですね・・」


は?いや!ちょ!おかしいだろ?無理ですねー、って・・・


「お前の能力って・・・」


「いや、私、持ってませんよ?」


「え・・・」


いやいやいや!!持ってないって・・・


「今から能力を引き出すために行こうかなと・・・」


なるほどねー、今で理解できた・・・この状況を止めるには誰かが・・・でも、誰かって、誰だよ!!だったら・・・あ・・足が動かない・・・とそこに突如・・


「待ちなさい・・・」


「あぁ?なんだよ?クソ爺!!」


「彼女を放しなさい・・・」


「今すぐ!!!」


まぁこんな展開が来るとは思ってた・・・そこには縦に長い帽子、仮面を被った、服はいかにも怪盗みたいな服だった。


「おい!クソ爺!誰に向かって言ってんだよ?」


「そーだぞ!このお方はこの町、いや・・・世界にも知られてる、殺し屋のヤードさんだぞ!!」


そうゆわれた、おじいさんはクスリと笑った・・・何で?ただ次のおじいさんの言葉で全てが分かった。


「ほぅ・・・まだまだ未熟だなwわしは・・・ただこれだけは言っておこう。わしは・・・」


「ヤガイの支配人だ・・・」


ヤガイ?なんだそりゃ?そんな感じでいたら隣にいたマリカが突如急にビビりだした。


「なんだよ?あの爺さんにビビってんのか?」


というと、マリカが、急に俺の口をふさいだ。


「しー!何言ってんの!?殺されるよ!!馬鹿じゃない!!」


俺は分けわからなかったので、マリカのふさいできた、手を振って。


「はぁ?あの人そんなに強いの??」


「強いってもんじゃないよ!!あの人はねぇ・・」


「ヤガイっていう入ったら最後、死ぬか・意識を失うかどっちかが絶対に起こるとても危ない所なの・・・で、そこの支配人って事は・・わかるよね?」


なるほどね・・・大体分かった・・・でもそんな人がどうしてここに・・・何か用事があるのかな?まぁこの人と関わると多分・・・いや・・・死ぬかもしれない・・・と思ってると4人組は即座に。


「って・・・撤退だ!!!」


「ヤガイが何でこんな所に!!・・・ばがけでやがる・・・」


そう言って逃げて行った・・・そして、お爺さんは、4人組にやられていた女の人のもとに行き。


「大丈夫かい?・・・ケガは・・・」


「はい・・・助けて・・・ゲホゲホ・・」


「無理はいかんよ、・・・そこの人や・・」


と、急に俺の方に指をさしてきた・・・


「え・・俺ですか?」


「他に誰がいる?・・ちょっとこの子を運んでくれ、近くの医療所に・・」


「はぁ・・」


「わしはちょっと野暮用でな・・・すまないな」


「まぁ問題ないです。」


というと即座位にそのお爺さんは消えていった・・・いったい誰なんだ?・・・ヤガイ・・もしかしたら俺の記憶がそこに・・なんてないか・・・


「あ・・・手伝いますよ!」


「あぁ・・ありがとう、マリカ」


マリカと一緒に近くの医療所に傷だらけの彼女を連れていった・・・


・・・・医療所「神柱」・・・・


「・・・大丈夫ですよ、冷静にしていれば、二日ぐらいで回復します。」


「そうですか・・・分かりました。」


俺は、医療所の外で待っていた。マリカ一人でも行けると言ってきたから行かせた・・・まぁ俺もついていけたらいいと思うけど・・・何だろう?この違和感・・・少しだけ気にしていた、宿屋の時も、何で・・・宿屋・・・釜力・・・医療所・・・神柱・・・は!!もしかしてだけど・・・この医療所そして、宿屋・・・・


「・・・やはり、名前か・・・」


「どうしたんです?・・名前が?」


「って!わぁーー!」


考えていたらいきなり俺の顔をのぞき込んでくるマリカ・・・まじ怖すぎ・・・まぁこの際だから言っとくか・・・俺はマリカに全てを話した・・・もしかしたらマリカは何かしてるのかもしれないなから・・・


「なるほどね・・・記憶喪失か・・・」


「まぁそんなわけでよ・・・何か知ってる?」


「そうですねー・・・あ!!もしかしたら」


「何々!!」


「実は、ちょいと前に珍しく流れ星が出てきたんですよ・・」


「え・・・それだけ??」


「えぇ・・・それだけです」


なんだよ・・・流れ星かよ・・・流れ星・・・もしかしたら!!


「その流れ星って・・・どこに行ったかわかるか?」


「えっと・・確かー・・・あ!あそこです。」


マリカが指さした場所は・・・


「丁度、今から向かう、能力を引き出す場所、カージワム遺跡の場所に流れていったね・・」


なるほど・・・大体分かってきたぞ・・・マリカが言った流れ星もしかしてだけど、俺の記憶のかけらかも・・・異世界ならあり得るかも、しれない・・・そして、宿屋・医療所、確かでは・・ないけど、俺の記憶の一部から出てきた名前だ・・・まだ何かははっきりしないけど・・・多分間違えないと思う。


「よし!さっさと行こう!!」


「ちょ!待ってー」


・・・・医療所の中・・・・


「・・・誰なの?・・・」


「私の助けた親切な、お爺さん・・・そして」


「あの人達・・・」


・・・・カージワム遺跡前・・・・


「ちょっと勢い強すぎたかな・・・はぁ・・」


「もうー早すぎだよ・・いくら・・・能力を欲しいからって・・」


!!何だ・・・この嫌な予感・・・危険な状態に感じる・・・


「へぇー君たち・・・この先に行きたいのねぇ・・・」


「誰!?」


「まぁまぁ脅かしはしないよー・・・」


そこには3人組の男がいた・・・どうやらこの先にはいかせないつもりなんだと思う・・・


「どうする・・・マリカ」


「決まってるじゃない・・・倒す!!」


まじかよ・・・あいつらと?無茶苦茶じゃねーかよ・・・3人組は・・武器を所持してる、そして能力を持ってる奴がいる・・・それに比べてこっちは2人・・・


「ねぇ・・・こうしよ・・・」


「?何だ?」


「私がおとりになる・・そのすきにあなたは遺跡の中に・・」


「お前!」


「しー・・・いいね?」


まじかよ・・・こいつ・・・まぁ今はどう考えようがこれ以上の案がない・・・かと言って・・・あー!!もう!


「生きとけよ・・」


「まかしなさい!!」


こうして俺らは命を懸けたとんでもない作戦をする・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る