向かう『買物欲』

西桜はるう

向かう『買物欲』

私は『書評本』や『書評エッセイ』を読むのがすごく大好きでよく読むのだけど、とある書評本を読んでいて気になった個所があったので、そのことについて書いてみようと思う。


気になった個所がある本は『ホンのお楽しみ』(藤田香織)のP-146の『食欲、性欲、睡眠欲に続く第四の欲望!?買物欲ってありますか!?』だ。

うん、あるだろうな、買物欲。

何に対してその『買物欲』が爆発するかは、人によってさまざまだろう。


私が『買物欲』を爆発させるのはズバリ『書籍』だ。

ちなみに『書籍』というと漫画も入るみたいな顔をされるが、私が言う『書籍』はあくまでも『小説』や『エッセイ』や『新書』など一部挿絵のついた活字が主になってるもののみ『書籍』と定義しております。

何故なら、私はまったく漫画を読まないから!

かつての私は漫画が大好きで一年に結構な量を読んでいたのだけど、いつからか漫画の絵の洪水に酔うようになってしまい、あんなに好きだった名探偵コナンでさえ読めなくなってしまったのだ……。

いや、いいんだ。

だって漫画まで大好きだったら、私の本代がバカにならない!書籍を買うだけでも私の財布からどんどんお金に羽が生えていくというのに……!

まあ、そんなことどうでもいいか。


ストレスが溜まると私は本屋へ行ってとにかく本をバカ買いしたくなる。

手当たり次第に、気になった本を値段も見ずにカゴに入れる。

それが私の『買物欲』ということだと思う。

読書が好きな人にはあまり珍しくないことなのだろうか。

買物欲が満たされると確かにスカッとする。買ってやったぞ!おらぁ!という感じだろうか、ふふふ。


『買物欲』でよく聞くのが服だ。

ブランドでも何でもいいけれど、服をバカ買いしたくなるというのはよく聞く。

私の友人もイライラしてアウトレットで服を大量に買ったというのを聞いたことがある。

これって『買物欲』の基本なんじゃないかと思うけど、残念ながら私にいちばんない『買物欲』が服を買うことなのだ。

私は服を買う時、自分の中でものすごくテンションが上がらないと服が買えない。

そもそも私は書籍以外のものにお金を出す時、かなり覚悟を決めないと財布にからお金を出せない。

書籍ならちょっと高くても『高いな、でも読みたいしな』とその自分の思いに従える。

けれど、それが服だと『こんなに着る服があっても体は1つだしな』と思うし、靴やサンダルも『足は2本しかないよ』と思う。

つまり『買物欲』は当たり前にあるけれど、その欲が向かう場所が私はかなり偏っているのだ。


ちなみに、私が買った今まででいちばん買い物で書籍以外は……今使ってるノートパソコンだ。

前のノートパソコンがかなりタフで10年も使えて、一度は壊れたものの中をキレイにしたら復活!本当に本当にいい相棒だった。

それに比べて、今使ってるノートパソコンは意味不明なエラーをたたき出し、ちょっとほっとくと動きが鈍くなり、Wordを使ってると突如ヘルプが立ち上がって消えなくなり、強制終了するしかなくなってしたらしたで変な英語の画面が何回も表示されて……。

頼む……、頼むから、ちゃんと仕事しておくれ。君、高かったんだよ?まだ、元を取れるほど使っていないよ?

私が意を決した買い物なんだから、頑張って働いておくれよ……。

買物欲が向かわない買い物は、もしかしたら失敗しがちなのかもしれない私だった。

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