02 まだ、甘酸っぱく/月ノ羽衣さま

 二作品目!月ノ羽衣さまの作品を紹介させていただきます(*´▽`*)


 【まだ、甘酸っぱく】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885089072


 以下、あらすじを抜粋させていただきます。


『『バニラエッセンス』のバレンタイン掌編。

三人になって初めてのバレンタイン。

弓弦からチョコをもらった紗月が、あまり喜んでいない。

ふたりの“娘”である結音が、不思議に思っていると……? 』


 あらすじでも綴られている通り、この作品は作者様の『バニラエッセンス』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884964864)という作品の読み切り短編です。


 『まだ、甘酸っぱく』はリアルタイムにてバレンタインデー当日に読ませていただきました! その後、一度非公開にされていましたが、『イケメン鑑賞会』に参加するために復刻してくださったとのことで感謝の極みです…! 


 ころもさん、ありがとうございます!!(∩´∀`)∩


 『まだ、甘酸っぱく』。


 こちらの作品は、1766文字ととっても短いお話。


 ですが、本当にこの文字数!? と驚いてしまう程に、くらくらしてしまうような甘さとドキドキがギュッと濃縮されて詰め込まれています。


 本当に、これ以上にないというほどにときめける、チョコよりも甘い最高のシチュエーションが待っています。


 最初読み終えた時はときめきのあまり悶絶死するかとおもいましたが、再度読み直してあらためてきゅん死にしました。本当にありがとうございます。


 そんな甘々なこちらの作品に登場する、麗しの美青年カップルが、ゆづさづの二人です!


 弓弦ゆづる:途方もないものを背負っているからこそ滲み出る美しさ。守るべきものを守るときには、手段だって問わない。研ぎ澄まされた覚悟が最高に格好良い絶世の美青年。


 紗月さづき:ひっそりと美しく、一途に弓弦のことを想ってる。月のように清らかな雰囲気の穏やか系美青年。


 ゆづさづがラブラブしているところを読むのは、ニヤニヤを通り越して、もはや尊いです。


 単品で読んでも極上に甘々でおいしいですが、本編『バニラエッセンス』を読み終えた後に三人の関係性を噛み締めた上で読むと、おいしさに美しさが加わって凄いです。この何気なく描かれている三人の平和な日常が、愛おしくてたまらない気持ちになります。


 というわけで、折角なので、本編『バニラエッセンス』のご紹介もさせていただきますすね°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°笑


 主人公の結音ちゃんは、元々歪んだ家庭で育ち、ねじ曲がった価値観を当たり前として受け入れていた女の子。父親に殴られることが当たり前。それが当たり前だから辛いとすら思わない。


 そんな彼女の常軌を逸した『普通』の生活は、弓弦と彼の恋人である紗月に引き取られることによって終わりを告げるのですが……結音ちゃんが心に抱く歪みは、

傍から見たら穏やかな幸せを普通のものとして受け入れられず、弓弦との間にも不和を引き起こし――という物語。


 普段、私たちが【当たり前】と思っているものは、本当は存在しないのではないか。【当たり前】って、なんだろう。そんなことを深く考えさせられるお話です。


 ころもさんは、人の持つ光と闇の性質を、これでもかというくらいに克明に描き出される作者さんです。抉られるような心理描写。こんなに酷いことがあっても良いのかと息を呑み、思わず目を瞑りたくなってしまうような絶望。果てのないように思える真っ暗な闇。でも、だからこそ、ラストにかけて射してくる一条の光が途方もなく綺麗で美しい。『バニラエッセンス』も、まさにそういうお話です。心にずしりと響くような物語を求めている方には是非読んでいただきたい!


 そして、紗月の穏やかで包み込むような優しさ・何にも勝って弓弦を信頼し続けている一途さと、弓弦の不器用にも思えるけれど確かな優しさと深い愛情に存分にときめいてください!!! はぁ、なんて尊い…。


 そしてそして、この『バニラエッセンス』を読み終えた上で、このゆづさづのラブラブ甘々短編に再び戻ってくださいませ! きっと、この掌編の平和的な日常がたまらなく愛おしくなって、胸をぎゅっと締め付けられるようになります(〃▽〃)

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