第5話 小学校での行動
お金の窃盗以外にも、たくさんの異常と呼ばれた行動を繰り返してきた。
授業の間に友人らを集めて学校を脱走して、鬼ごっこ。
当時好きだった女の子とキスをしたく、友人に押さえてもらって試みる。
午後の授業に出たくないからと、跳び箱にしがみついて泣いていたり。
他の友人から女の子とキスをしろという流れになって、友人らの前でキスをする。
今考えるとただのませた子供で、めんどくさい小学生だったろうと思うが、これらには今にも繋がる症状からの行動だったと理解することができた。
一度やろうと決めたことは、何がなんでも実行に移す。
相手の気持ちというものが理解することができない。
窃盗の時ほど興奮はないが、どれも似たような興奮を覚え、それによって満たされていた感覚はあった。
それでも窃盗が一番興奮するというのは、ハッキリしていた。
お金が手に入り、好きなものを買え、周りにもお菓子などを奢ることができた私は、優越感に浸れることができた。
そのあとのことなど何も考えていなかった。
むしろ、考えることができない。
相手のことを考えるというのはどういうことなのか今でも分からない。
様々な出来事があったが、中学校になった私はさらに行動がエスカレートしていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます