応援コメント

第43話 大工仕事」への応援コメント


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    楽しくお話を追いかけさせていただいております。

     昔、ほぼ個人で工務店をしておられる
    ご近所の江戸指物師だった大工さんに、生意気にも 
    「職人として不満を持つ事はありませんか?」 と
    お聞きしたところ、苦笑交じりに
    「職人は、10万円の仕事には10万円の中で
     精いっぱいするし、
     500万円の仕事ならその金額に見合うと
     納得してもらえるようするもんだ。
     自分のやりたいことで金をもらうのは作家や
     芸術家さんだよ。職人は違う」 と言われ、
    迂闊な物言いをした自分が、
    今でも恥ずかしくなるような経験があります。

     その方のお仕事は指物は無論のこと、内装工事、
    屋根の直し、果てはオーディオのスピーカーの
    パーツづくりまでに及んでおりました。
     ”体が続かん” と、70前で
    20年ほど前に引退されましたが……

     『職人さん』という一言に、手前勝手なイメージを抱いて
    しまっていたのだと、
    改めて思い知った気がしました。

     異世界工務店の試行錯誤が、様々な人たちの中で、
    様々な実を結んでいってほしいと願っています。

     物語の続きを、楽しみに追いかけます♪

    作者からの返信

    メディアやちょっと知っている方々は、とにかく技量が高い人ばかりをもてはやす傾向がありますが、お仕事。特にそれが職人さんの格になるなんてことはないんですよね。

    今回のお話しで言えば、最高級の食材で作る高級フレンチも美味しいですし、町の定食屋さんのカツ丼も美味しい訳です。
    それぞれに適材適所でお仕事をして、その場所で、お客さんを満足させるのが大事だと思いますね。