「月下」設定集

うすしおごまらいす

「月下」設定集。タイトルは変更可

はじめに。これは私が小説を書こうと思って始めて設定を友人達と試行錯誤し生まれたものです。しかし私にはこの設定を生かしきれず何話か書いてみたものの納得のいく作品はついに出せませんでした。


素人達が集まって足りない知恵を振り絞った設定ですが私の力不足で日の目も見ずに埋もれた作品です。


故に私は誰かがこの設定を元に面白い小説を書いてくれれば幸いです。




世界:常夜の世界で月が三つ浮かんでおり、そのうち一つが半壊している。残り二つの月はそれぞれに満ち欠けしており、太陽は無く月は沈まない。


全て月に支配されてる世界で、この世界の生き物は月の影響で死ぬことは出来ず、一度は死ぬがその後白い灰状になって復活する。


復活した者は直ぐには影響は出ないが、死を繰り返すと徐々に意識の欠落などが見え始めやがて「月の民」と呼ばれるモノになってしまう。月の民は自分達の仲間を増やすために積極的に他を殺そうとする。


これを防ぐには、時々半壊した月から落ちてくる月の石から取れる金属「ルナテリアル」で精製した武具を使って対抗しなければならない。ルナテリアルの武器は唯一月の影響受けずに月の民を「殺す」事が出来る。


完全に月の民となったモノを殺すと肉体全てが月の砂に変わり、そこから「ルナティエ」が手に入る。ルナティエは月の力を持っており、これを武具や術式として加工する事により、様々な事象を引き起こす事が出来る。


裏設定:月下の世界はかつての地球で起こった霊位戦争時に破棄されたもう一つの世界である。霊位戦争で魔術と言う概念を別世界として分離させ、かつての月には魔力があると言われていたため当時の月ごと切り離し、太陽を現在の地球に、真の月を月下の世界に切り離した。現在の地球にある月はバランスを保つために最後の魔術を使って作り上げた偽物。




月の民:自然発生や、人間や動物が死を繰り返す事により発生する。意識の欠落などから始まり、瞳の色などが完全に白くなり、肉体の変化を伴いこれに至る。昆虫型や超小型生物などは月の民化しない。一部昆虫類、微生物は変異しない。


互いに殺し合う個体も見つかっており、月の民がルナティエを吸収するとより強い個体へと「変異」する。


上位個体は、体内のルナティエ扱い、世界の事象に干渉できる。


月の民への対処方法はルナテリアルを使った武具での撃破だが、通常の金属武具でも一時的に無力化は出来る。しかし、あくまで一時的なものでしばらくすると蘇る。


※自然発生:月光が物質に干渉し引き起こされる事によっても月の民は生まれる。この世界ではどうやって発生するか解明されていない。実際には空気中の微粒子などが月光によって変異する。生物から発生する者とは違い、質量は薄く、月の力そのものに近いために事象干渉力が高い場合が多い。人が捨てた武具や自然の岩なのどが変異する場合があり生物系とは違い、知性は皆無である。その場合積極的に他を殺そうとはせず、自分が発生した場所にとどまる事が多い。しかし近づくモノにはこうげきする


裏設定:月の民はなぜ、仲間を増やすために他の者を殺そうとするのか?。月の本質は人の「想い」を月光と言う形で曲げて具現化する。モノであれ生物であれ、殺傷又は破壊と言う形で歩み寄ろうとした結果に起きる。




月活術「げっかじゅつ」: 人が月の民に対抗すべく編み出された。月の民などから採取出来るルナティエを消費し術式を描く事で世界に事象を引き起こす事が出来る。この世界の魔法的なものはこれしかなく、月活術を使う事で月の民に大ダメージを与える事も出来るが、殺しきる事は出来ない。


現実では高位術なども存在し、複雑な事象可変をも可能となっている。さらに人々の生活にはなくてはならない術も多くありこの世界の常識でもある


月活術は旧文明の遺産であり、人々はかつての人が残した技法や術式、トーテムなどを応用して現在の複雑な月活術を研究、実用化している。


月活術によって、現代の地球ほどではないが銃が存在しておりルナティエを火薬の代わりに使用している点が地球とは違う。弾薬は鋼鉄製か月銀(ルナテリアル)の2種類があり、対人と対月の民によって使い分けれている。




特異体:生まれながらにルナティエを体内で生成出来る個体や人間。月活術程では無いが、生まれながらに世界の事象に干渉する事ができ、その存在は極稀であり希少である。尚、一部の月の民上位個体は特異体で無くとも事象干渉ができるが、引き起こす事象の幅は特異体の方が圧倒的に多い。




ルナティエ:月の力を持つ砂。熱する事で液状化。月活術に必要不可欠。事象に干渉する力を持っており、事象改変できる。事象改変は一時的なもので、干渉後にはルナティエは消滅する。量や純度によって干渉出来る領域が異なり、より複雑な月活術には純度が高いものが大量に必要となって来る。




ルナテリアル(月銀):三つの月うち半壊した月から落ちてくる事がある月の石(岩)から採取でき、これを武具にする事で月の民を完全に無力化できる。月活術で流量紋(ルーン)を刻む事により最大の効果を得る事ができ、この世界での基本武具となる。軽く非常に硬質のため防具としての需要もあるが、高価なため一般人はなかなか手が出ない。超高温下では昇華し気体になる。



人々:この世界でのおおきな都市は3つしかない。集落のような場所が世界の至るところにあり、月の民の危険性もあり人々は動きにくい。この世界はとても広く、都市間は800キロ間隔である程。しかし400年前の戦争により国は統一され、エフェルタ国となった。国は真王妃がまとめており、真王妃は特異体で寿命の概念が無くなっている。





都市:大きな三つの都市は、「ツェーネ」「リュアス」「グィンダル」であり、それぞれ法の都市、学術都市、商業都市と呼ばれる。




歴史:この世界の年齢(?)は約2億年。人類が誕生して6600年ほど経っている。人が生まれた時からすでに2つの月と半壊した月、月の民が存在している。旧文明が存在しており、現在も解明されてない遺跡や幻月具(アーティファクト)が多数存在している。4千年前の「紅月華」により旧文明は滅んだとされる。月活術も旧文明の遺産であり、この術によって人々は常夜の世界であっても生活出来る。


戦争:旧文明(幻暦)で大きな戦争は5回。現在(月暦)では2回大きな戦争があった。月暦での戦争のうち1回は「月紅」による厄災戦で、うち2回目は人の手によって引き起こされた戦争である。人同士の戦争はイヴァーナ大戦と言われ、4つの国同士が血で血を洗う凄惨な戦争であったが、現在の真王妃が登場した事により4つの国を統一し現在の体制となっている。





月:この世界の月は3つはあり、おおきさが等しい2つの月と半壊してるい大きめの月が1つある。月がこの世界の有り様を左右しており、人々は古より月を信仰し共に歩んできた。しかし月は数百年に1回のペースで3つとも赤くなり「月紅」と呼ばれる状態へと変わり通常死ななければ月の民化が、赤い月光を浴び続けるだけで変異する。旧文明ではこれの最大級の厄災である「紅月華」が発生し、月光に触れただけで変異する現象が続き文明が滅んだ。人類が誕生してるころにはすでに大きめの月は半壊している。

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