未分類魔法・魔剣(19/6/17更新)

作中に登場する未分類魔法の紹介です。

ネタバレを含むます。

少しずつ更新していきます。

更新日をタイトルに、更新内容を下記に。



更新履歴

18/10/17 未分類魔法・魔剣の公開

19/1/31 魔剣に「魔手封剣」の紹介を追加

19/6/17 「通話魔法」「テレフォリング」「ボイスフェザー」「連動魔法」を更新

     「瞬間移動魔法」「マナで文字を書く再現魔法」

     「フォト・メモリー」「鷲目狙剣」を追加








            □     □     □



【通話魔法】

イヤリング型の特殊な道具『テレフォリング』を使用し、離れた人と会話ができる魔法。


例:アイリンとクラリーがテレフォリングを持っている

アイリンがテレフォリングにマナを込めると、クラリーのテレフォリングが光る。

するとクラリーのマナを使用して通話魔法が発動する。

2人が会話できるようになる。


初期段階では単純に声を飛ばす魔法で、テレフォリングに取り付けられた宝石から相手の声が出ていた。

後にを改良、受け取る人だけが聞こえるようにした。

さらに、より遠くの人とも会話ができる遠距離用も開発。


第四部にて完成。



◆テレフォリング

通話魔法を使うのに必要なイヤリング。

役割としては、魔法を繋ぐための目印。そして、通話魔法の起動装置。

取り付けられた宝石に、通話魔法が組み込まれている。

宝石にマナを込めると、通話魔法が発動、他のテレフォリングを探し、魔法を繋げる。


わざわざ宝石を通しているのは、両者が同じ魔法を使わなければならないため。

通常、それぞれのイメージの違いで威力が微妙に違ったりなど、まったく同じ魔法にはならない。

だけど宝石を通すことで、イメージのズレを無くすことができる。


初期段階ではガラン石を磨いた宝石が取り付けられていた。

ガラン石はマナを込めても増幅することがなく、少量しか込めることができないため、宝石の中の魔法が綺麗に発動される。

これがマナを増幅するタイプの宝石だと、中の魔法が潰されてしまう。

細いパイプに大量のマナを流し込んでしまい破裂させてしまうイメージ。


ただしガラン石は、容量不足で複雑な魔法が組み込めない。

そこでスマート鉱石という、マナを増幅することはないがガラン石よりもマナを込められる石が採用される。

スマート鉱石に通話魔法を組み込み、ガラン石には今まで通り目印になってもらうことにした。

これにより通話魔法は、呼吸で取り込むマナに声を乗せることが可能になり、受け取った本人にだけ声が聞こえるようになる。


第二部の最後に、遠距離用、近距離用を切り替えられるように改良。

これはスマート鉱石を上下ひっくり返すことで、魔法の形を変えている。

どちらも基本は同じ通話魔法で、遠距離用はより遠くに飛ばすことができる代わりに通話にラグが生じてしまう調整になっている。

アイリンにとってはこれは妥協して作られたもの。さらなる改良を望んでいる。


第四部にて完成。通話のラグが無くなり、個人を認識し特定の人とだけ通話を繋げられるようになる。

ただし量産面で問題があり、すべての人に普及させるにはまだ時間がかかりそうだ。



【呼吸で取り込むマナに魔法を乗せる】

人は魔法を使う時以外にも、呼吸と共に少量のマナを身体に取り入れている。

マナは身体を巡り、身体を動かすエネルギーとなっている。

そのマナの働きを利用したのが、新しい通話魔法だった。

呼吸で取り込むマナに魔法化した声を乗せることで、体内を巡り、胸の辺りにあるマナ吸収器官に辿り着くと、本人だけに聞こえる声となる。


理論上、通話魔法以外の魔法もマナに乗せられるはずなのだが、回復魔法はこの魔法を潰してしまい、上手くいかなかった。

他の未分類魔法なら可能かも知れないが、効果的な魔法は創れていない。


ただし、薬の中に『呼吸で取り込むマナに魔法を乗せる』魔法を込めることには成功。

薬の効果を全身に巡らすことは可能となった。

これを利用し、猫アレルギーの薬が出来上がる。



【猫アレルギーの薬】

治療薬ではなく、発作を抑える薬。

体内にマナの膜を作り出す。

アレルギーの原因である猫の細かい毛やフケが入り込むと、マナで包み込む。

これによりアレルギー反応を起こさなくなる。


マナの膜を作り出すのには『呼吸で取り込むマナに魔法を乗せる』魔法を使用。

胃の粘膜の代わりにマナで保護する、ネバーの実の効果を全身に巡らせている。


飲んでから効果が出るまで5分程度。朝飲めば夜まで保ちます。



【十字の板で風を起こす魔法】

手のひらに十字に組んだ板を創り出し、回転させて風を起こす。

クラフト1、魔法の実技試験で、アイリンが風属性魔法ウィンドショットを使おうとして出してしまったもの。



【ボイスボックス】

創り出された黒い箱に声を吹き込むと、一番近くにいる人の耳元に声が届く。

通話魔法を創る過程でできた、副産物。使い道がありそうでない。

ちなみに、マナが波のように広がり近くの人物を探す仕組みになっている。



【ボイスフェザー】

ボイスボックスの改良版。黒い箱から黒い羽根になった。

ボイスボックスは一つしか出せなかったが、これは使用者次第で複数出せる。

※後にボックスも複数出せるように改良した。


声を吹き込むと黒い羽根が消え、一番近くにいる人の元に現れる。

羽根に触れると声が再生され、相手の声を記憶して羽根が戻っていく。

返事ができる仕様に改良された。


しかしこの返事の仕様に問題があった。

魔法の使用者に返るのではなく、近くにいる人に返るようになっていた。

Aが使用し、Bに届いたが、Bの近くにはCがいた。

このような状況の場合、返事はCに届いてしまい、Aに返らない。

しかも使用者に返らないと魔法が切れず、マナを使い続けることになってしまう。


そのためアイリンは大変な目にあってしまい、この魔法は現在封印中。


第四部で改良。魔法の効果範囲など、条件を決められるようにし暴走が防止された。

近くの人に声が飛ぶ回数、制限時間、枚数など細かく設定できる。



【連動魔法】

他の魔法と連結させて使用する魔法。

本編ではボイスボックスと連結、二つの魔法の間を誰かが通過すると、ボイスボックスが発動する。

クラリーはトラップと称していたが、どちらかといえばセンサーのような魔法。

アイリンが名前を決めていないので、連動魔法(仮)。


第三部で正式に連動魔法と決めたため、(仮)を外しました。



【ボイスキャノン】

黒い大きな板で輪っかを創り出す。それに声を通すと、とんでもない大声になる。

シンプルで強力な魔法だが、人の多いところで使うと大迷惑。

ちなみに声は全方位に広がってしまう。クラリーが属性魔法で創り出した巨大なメガホンで、前方、より遠くへ声を飛ばすことができた。



【ボイススナイプ】

黒い縦笛のような筒を創り出す。声を飛ばし、相手に届ける。通話魔法に似ている。

ボイスキャノンとの違いは、声を魔法にしているため、相手にだけ声を届けることができる。

ただし、直線上に障害物があると相手に届けられない。有効射程は長いが、なにかにぶつかるとそこで声が再生されてしまう。

声をスナイプして届ける魔法。


ボイスキャノンは周りに迷惑をかけてしまった。その反省から創り出された。



【瞬間移動魔法】

マークした物体を瞬間移動させる魔法。

ただし小さくて軽いもののみ。生き物も無理。

移動させられる距離もかなり短く、実用性は無い。

瞬間移動を再現してみようと実験的に作った魔法。



【マナで文字を書く再現魔法】

壁や床など、平らな場所にマナを使って文字を書く魔法。

ただし魔法を解くと消えてしまい、残すことはできない。

古代文明はマナを使って文字を書いていたのかもしれない、という説を再現するために実験的に作った魔法。



【フォト・メモリー】

相手の顔を見た時に魔法を使うと、後で紙に顔を写し出せる魔法。ヘステル先生が作った。

簡単に言えば写真。

魔法を使っておけるのは一人だけ。違う人に使うと上書きされてしまう。

どちらかというと自分の記憶に作用する魔法で、念写と言った方が正しいかもしれない。

ヘステル先生はこの魔法の研究を進め、写真を作りたいようだ。



            □     □     □



【魔剣】

古代遺跡で発見された旧文明の遺物。

マナを込めることで魔法が発動するが、その効果は属性魔法とは別物で特殊なもの。

現在、魔剣の魔法は解明されておらず、再現も不可能。

魔剣そのもの仕組みもわかっていない。どうしてマナを込めると魔法が発動するのか不明。

微量のマナを周囲から取り込み続けているが、それは内部の維持のためと考えられている。


魔剣という名前だが、それは最初に発見されたのが巨大な剣だったため。

実は剣の形をしている物は少なく、それ自体に殺傷能力があるものは殆ど無い。



◆浮遊導剣(フローティング・ナイフ)

チルトが所有している魔剣。使用者の身体を宙に浮かせる。

風で浮かせているわけではない。どうして浮くのか不明。

ふわふわ浮くだけで、高速移動はできない。ただし風魔法などを利用すれば可能になる。

浮かせられるのは自分だけ。

一人くらいなら抱えられるかもしれない。落下を緩やかにすることは可能。



◆黒い円盤状の魔剣

クラリーの家に隠されていた魔剣。名称は不明。両親の持ち物のようだが……。

使用すると、全身真っ黒な分身を創り出す。デコイ。

十分な広さが必要で、狭いところで使用した場合、近くの広い場所に生成される。

簡単な命令を一つだけ聞く。まっすぐ歩け、ここに立っていろ、など。

命令が無い場合、近くをウロウロ彷徨う。

使用者が触れるか、もしくはなんらかのダメージ(魔法、物理問わず)を与えると消える。

一定時間でも消えるが、命令無しの場合は長時間残り続ける。



◆魔手封剣(サイドアーム・ソード)

ナハマ空洞にて、世界で最初に発見された魔剣。

腰から下げられるロングソードの形をしており、これのせいで以降すべて『魔剣』と呼ばれるようになった。

目には見えない無数の腕を伸ばすことができ、遠くの物を掴んで動かすことができる。

人を掴んだ場合、相手は魔法を使えなくなる。どちらかというとこちらが本命の能力。

殺傷能力は無いが、非常に拘束力が高い、強力な魔剣。

ターヤ王国の国宝にもなっている。



◆鷲目狙剣(イーグルアイ・ソード)

ヒミリ村の遺跡で発見された三つの魔剣の一つ。

ある条件を満たすと相手をマークすることができ、どこに逃げようとも居場所がわかる。

マークの条件、制限時間、範囲などは機密扱いになっているため不明。

ターヤ王国の所有物で、街を守る魔法騎士第一隊に授けた。現在はビクトルが持っている。

ちなみにほとんどの魔剣が剣としての能力を持っていないが、この魔剣は例外で切ることができる。

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