登場人物・設定
登場人物紹介(19/6/17更新)
ネタバレを含むキャラクター紹介です。少しずつ更新していきます。
更新日をタイトルに、更新内容を下記に。
更新履歴
18/8/23 登場人物紹介の公開
18/10/13 サキの紹介に追記 ユミリア、ヨリ、ミルレーン、ワドルクの紹介を追加
19/1/31 シンの紹介を追加
19/6/17 カラートゥスの紹介を更新
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◆アイリン・アスフィール
ターヤ中央区高等魔法学校 属性魔法科 一年生 ニィミ町在住
髪型はサイドテール。ブラウンカラー。星形のヘアピンを付けている。
属性魔法が苦手という、学校から見たら明らかに落ちこぼれ。
この辺りでもかなり有名な魔法学校に、どうやって入学したのか不思議に思われている。
その代わり、必要ないと言われている未分類魔法が得意。
未分類魔法クラフト部を立ち上げ(復活させて)、一人研究をしていたところ、クラリーたちと出会うことに。
クラフト部では遠くの人と会話をする、通話魔法を研究している。
現代で言えば電話やトランシーバー。でもあくまで魔法なのでまったく同じ物とは言えない。
この世界では革命レベルの新技術魔法なのだけど、本人はきっちり完成させるまで公表しないと言い張っている。職人気質である。
◇祖母・オイエン・アスフィール
ターヤ中央区高等魔法学校 魔法士(研究者)
白髪、お団子。背は低いが背筋がピンとしていて、実年齢より若く見える。
実際若々しい。今は研究職に就いたけど衰えた様子はなく、バリバリの現役。
属性魔法、特に風属性のエキスパートとして、有名な先生。
ただし研究ばかりであまり講義はしてくれない模様。
学校にある風属性魔法の研究棟に住み込んでいる。
クラリーとサキの憧れの魔法士。
◇母親・イリス・アスフィール
主婦 ニィミ町在住
ブラウンカラーのショートヘアー。浅く日焼けした肌。
割と大きい自家農園一人で管理している。タフな女性。
家事など生活をするにあたって、魔法を使わない主義。
西のラワ王国に近いフムル地方の風習で、彼女はそこの出身。
本編では名前が出てこなかったので、これが初公開。
◇父親・エルオン・アスフィール
ターヤ城下町 魔法代行業 ニィミ町在住
線の細い、知的な印象。母親とは対照的。
祖母のオイエンは彼の母親。
魔法を代行するという、この世界では新しい、変わった仕事をしている。
人手の足りない現場に出向したり、魔法が苦手な人の代わりに魔法を使う。
現代で言う派遣業。
色々ストレスが溜まってそうである。妻のイリスには逆らえない。
とはいえ、フムルで出会ってそのまま連れ帰ったのは彼である。やるときはやる。
母親同様名前はここで初公開。そして、名前のある男性キャラも初。
□ □ □
◆クランリーテ・カルテルト
ターヤ中央区高等魔法学校 属性魔法科 一年生 城下町内北側在住
髪はショートヘアー、透けるような水色。
クラリーと呼ばれている。
成績優秀。属性魔法のエキスパート。
基本真面目でクール。ただどこか近寄りがたいのか、友だちはいても深く踏み込んできてくれる人はほとんどいない。本人も気にしていなかった。
アイリンの未分類魔法を目にし、気が付けばクラフト部に入部していた。
完璧、クールに見えて、どこか抜けているところがある。
マナ欠乏症という、特殊な持病がある。
発作が起きると呼吸困難になり、倒れてしまう。
応急処置の薬を飲めばすぐに止まり、元に戻る。
薬を飲みのが遅いほど、そのあとの回復が遅い。
今のところ作中で発作は一度しか起きていないが、書かれてないだけで発作は起きている。
ただ、最近は頻度が減っている。
未分類魔法クラフト部で、マナ欠乏症の治療法を見付けることが目標。
本編は彼女の視点で語られることが多いが、他のメンバーも主人公。
◇長女・カラートゥス・カルテルト
アカサ王国の建設専門の学校 造船科 アカサ王国在住
髪はクラリーと同じく透けるような水色。ストレートロング。
カラー姉さんと呼ばれている。
クラリーの三つ上の姉。三姉妹の長女。
知識欲が非常に強い。世界に未開の大陸があるのなら、この目で確かめたい。
そのために性能の良い丈夫な船が必要だ。まずはそれを造ろう。
そう言って彼女は造船科に入った。
成績優秀なのは言うまでもなく。魔法よりも新技術に目が行く。
人に物をあげるのが好きなようで、帰って来ると必ずクラリーにお土産をくれる。
とにかく行動してみる。行動力の鬼。
長女らしく、面倒見のいいところもある。
◇次女・キラルテート・カルテルト
ラワ王国の学校 武術科 ラワ王国在住
キラル姉さんと呼ばれている。
クラリーの二つ上の姉。三姉妹の次女。
この魔法の国で、武術の才に恵まれた彼女は、私より強いヤツに会いに行く……と言ったかどうかはわからないが、武術の国ラワ王国へ留学した。
チルトの従妹であるハミールの話では、すでに学校最強の存在のようだ。
カラーとは違い、まったく実家に帰ってこない。家族もみんなわかってる。
◇母親・ケイト・カルテルト
主婦 城下町内北側在住
髪は黒に近い紺色。ショートカット。
夫は単身赴任中、三人の娘のうち二人は留学中。
これだけ聞くと酷い話みたいだが、彼女はそれを受け入れているというか、気にしていない。家に留まる必要はないという考え。
一方で、広いカルテルト家をきちんと管理している。
留まる必要はないが、帰る場所は必要だ。
探検家を目指すチルトの背後を取ることができる。ただ者ではない。
結婚する前はなにをしていたのか、それは(文字化けにより判別不能)。
◇父親・コルン・カルテルト
魔法建築家 アカサ王国に単身赴任中
設計も行う建築家。魔法での施工が売り。
もっとも最近はそれが主流になりつつあり、珍しくはなくなっていた。
とはいえ彼が基礎を作り上げた技法である。
あちこちから引っ張りだこで、その界隈では有名人。
長女のカラーと同じく今はアカサ王国にいる。
が、娘は学校の寮に住んでいるため、一緒にいるわけではない。
たまに一緒に食事をしているようで、きちんとコミュニケーションは取っているようだ。
□ □ □
◆サキ・ソウエンカ
ターヤ中央区高等魔法学校 属性魔法科 一年生 城下町内西側在住
髪はストレートのロング。燃えるような赤。
成績優秀。属性魔法科では2位である。
1位のクラリーに対抗意識を燃やしている。いつか越えてみせる……!
と思っているのだけど、実はクラリーの才能、素晴らしい魔法に魅了されてもいる。
複雑な気持ちを抱えた少女なのだった。
ちなみにクラフト部の中では一番背が高い。と言っても少しだけ。スタイルは群を抜いている。
弱点は暗所恐怖症。
魔法道具を作るのが得意。小さい頃の体験会がきっかけで作り続けてきた。努力家である。
クラリーは逆に苦手で、この分野に関しては完全にサキの方が上。
実は結構こういうことが多いのだけど、やはり魔法で越えたいと思っている。
隣りに住むチルトは幼馴染み。親同士も仲が良い。
チルトの両親が家を空けることが多く、よくサキの家に泊まりに来ていた。
お互いのことをよくわかっている。
第二部で父親がスツ地方の出身だと発覚。
ソウエンカ、ユキヅキなど、漢字が当てはまりそうな名前はスツの証。
お祖母ちゃん、その飼い猫のソラとのことで、しばらくスツには帰っていなかった。
あまり触れられたくなかったため、最初はユミリアにも秘密にしてたが……。
隠すのをやめた後は、スツの話題で盛り上がったとか。
◇父親・シン・ソウエンカ
ターヤ王国城内魔法研究機関、職員 城下町内西側在住
背が高く、眼鏡をかけ、理知的な男性。40代前半?
青い詰め襟のジャケットは城勤めの証。
第三部で登場、サキのお父さん。
子供相手でも丁寧に接する。真面目な人。
スツ出身で、スツ地方独特の属性魔法に詳しいことが買われて今の職場に。
もちろん魔法についてとても詳しい。
が、その人柄故か、国と魔法学校の間に立つ橋渡し的な役割をすることが多いらしい。
仕事と家庭を完全に分けている。
仕事モードは口調からなにからなにまで真面目。
家庭モードは子供に甘い親バカと化す。
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◆チルト・ツリーグリース
ターヤ中央区高等魔法学校 冒険科 一年生 城下町内西側在住
髪はオレンジ色。お団子ツイン。後ろ髪を少し肩に流している。
両親が探検家で、自分もなりたい! その思いで、冒険科に入った。
運動神経抜群で、冒険科としての成績は優秀。属性魔法の成績は補習を受けるレベル。
優秀なのは冒険科の少ないターヤだからでは? と疑問に思うかもしれないが、そんなことはなく、どこの冒険科に行ってもトップレベルのはず。
なにより彼女は魔剣所持者。
学生で魔剣を持っているは彼女くらいだと思われる。たぶん。
魔剣を発動すると宙に浮くことができる。自分のみ。
一人くらいならゆっくりと持ち上げられるかもしれない。
落下を緩やかにするくらいなら確実にできる。
性格は無邪気。じっとしてられないタイプ。
でもそこは探検家志望。情報の扱いも心得ている。
時には自分の性格も利用して、賢く立ち回る。
実は頭の回転が早い。
サキの幼馴染み。別に1位じゃなくても十分すごいのにな、と常々思っている。
両親共に現役の探検家で家を空けることが多い。
小さい頃はサキの家に預かって貰っていたが、今では一人でも悠々自適に暮らしている。
◇ハミール・フランベル
ラワ王国の学校 武術科 一年生 各地を留学中
褐色の肌。髪はパープル。ツインテール。
礼儀正しく、正々堂々勝負を挑む。ラワ王国の剣士の卵。
といえば聞こえはいいが、実際は猪突猛進、強い人を見かけたら誰彼構わず勝負を持ちかける。
しかもあまり話を聞いていないところがあり、都合良く解釈して勝負を受けて貰えたと勘違いする。困ったちゃん。
強くなりたい。その想いが先走ってしまい彼女を暴走させてしまうのだ。
チルトの従妹。チルトの母親がラワ出身で、その妹の娘。
ラワの学校で上級生にボコボコにされて、悔しくて修行留学の旅へ出る。
毎年何人かはそうやって留学をする生徒がいるらしい。
ちなみにその上級生は三年生のクラリーの姉、キラルテート・カルテルト。
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◆ナナシュ・ネリンフェーネ
ターヤ中央区高等魔法学校 医療薬学科 一年生 城下町内東側在住
髪は金色、セミロング。右側の先の方を少しだけまとめて縛っている。
医療薬学科の生徒。
家が薬屋。親から色々教わっているため、知識と経験にアドバンテージがあり、成績は上位をキープ。
薬の精製は細かい魔法のコントロールが必要。彼女はそれが得意だった。
高校生にしては背が低く、幼く見られがち。下手すると小学生に……。
間違われるのはもう慣れている。だけど、少しだけ、すこーしだけ、気にしている。
真面目で素直。口癖は「はぅ」。
敬語混じりの話し方になるのは、店番で染みついてしまっているため。
一番幼く見えるけど、一番しっかりしてるかも。
特に二部で妹が出てきてから、姉らしさがにじみ出てきている。
クラリーとは中学時代からの友だち。
マナ欠乏症の薬を買いに来たクラリーと話しをする内に仲良くなる。
いつしか、彼女の病気を治す薬を作るのが目標になっていた。
クラフト部に入ってからは、比較的隣のクラスのチルトとも仲が良い。
◇ニニア・ネリンフェーネ
ターヤ王国城下町の小学校 五年生 城下町内東側在住
髪は銀髪。短いツインテール。
ナナシュの五つ下の妹。
お姉ちゃんっ子。お姉ちゃん大好き。尊敬もしている。
特筆すべきはそのコミュ力の高さ。最近店番の手伝いを始めたが、すぐにお客さんと仲良くなり人気者となった。
人よりもマナを取り込める量がかなり多い。
これは強力な魔法を使う才能があるということだが、細かいコントロールが難しくなる。
薬作りにはコントロールの方が大事なので、そのことで少し悩んでいたようだ。
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◆ユミリア・ユキヅキ
ターヤ王国、スツ地方の学校 芸能科 一年生 スツ在住
髪は艶のある黒色、ストレートロング。線の細い、儚げな少女。
夏休みの間だけ、両親が所属しているスツ劇団の公演に参加していた。
ライブマジックショーでは歌を唄いながら魔法を披露する演技を行う。
その歌声は劇団も認めるところで、正式に入団を勧められたが……。
本編では歌が得意、歌が好き、という印象が強いが、当然魔法も得意。
大きな魔法よりも、細かくコントロールするのが得意なタイプ。
舞台では白いワンピースなど、儚げな印象を強める衣装を着ているが、普段は着物や浴衣などを着ている。スツは現代で言う和風文化に近い。
歌と魔法の芸に打ち込んできたため、学校に友だちがいない。
が、芸能の街スツではよくあること。みんな自分の芸を磨くのに必死。
そのためユミリアがスツに帰った後にしようとしていることは、かなりハードルが高かったりする。
礼儀正しく、基本的に誰にでも敬語で話す。聡明、冷静な少女。
飼い猫のヨリが大好き。もふもふは癒し。
◇ヨリ
ユミリアの飼い猫。白猫。もふもふ。かわいい。
□ □ □
◇ミルレーン・メインフィル
ターヤ王国魔法騎士団、第四隊隊長
髪は青色、ポニーテール。凛としたカッコ良い女性。20代半ば。
普段は銀の鎧に真っ白なマント。魔法騎士のため、剣は持たない。というよりターヤには「剣で戦う騎士」がいなかった。
正式の場でない場合、軽装で活動をする。ナハマで再登場した時は白いパンツに黒いシャツ、茶色のベスト。
とにかく真面目。生真面目。
頭が固いわけではないが、いつでも口調が厳しいため、近寄りがたい雰囲気を出してしまっている。緩めるところで緩められない人。
魔剣や未分類魔法について調査しているため、遠征が多い。
◇ワドルク・ワイズバーン
ターヤ王国魔法騎士団、騎士長
焦げ茶色の髪に髭。おっさん。40歳手前だが、40代後半に見られる。
騎士長は魔法騎士団の現場リーダー。
活動の方針などは国の偉い人が決めるが、各隊への具体的な指示は彼が行っている。
体格も性格も大柄。器が大きいのかいい加減なのか。
そうでないと騎士たちをまとめられないのかもしれない。
実際人望、カリスマがあり、彼を嫌う騎士はいない。
が、王国の偉い人の中には疎ましく(妬ましく)思う者はいるかもしれない。
下に慕われるが上には嫌がられるタイプ。
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