10ページ目 JP-17 雪山
「…なんで呼び出されたか、わかってるっスよね。」
【はい…】
「言ってみるっス。」
【この度はあんな終わり方にしてしまって申し訳ありませんでした。自分でも流石にあの終わり方はないなと思って一度あの話を消しました。その道中を書いていくのでよかったらもう一度見にきてください。】
「ま、もうあんなヘマを犯したからもう見にくる人はいないっスよね。」
【それも重々承知しております。】
「あ、そうだ。あの時『マイクラがやめられない』って言って終わりにしてたっスけど、結局マイクラは進んだっスか?」
【ぃぇ…】
「は?」
【あと一応受験期っていうこともあったので…】
「たしか消した最終話の公開が2019年2月だったっスよね。ところで今は何年の何月何日っスか?」
【2019年8月8日です。】
「受験ってもう終わったんスか?」
【…君のような勘のいいガk「るっせぇ!」
「前も言ったっスよね?『長編書くなら書ききれ』って。なのになんだこの有様は?ちゃんと反省してるんだろうなぁ?あぁん?」
【もちろんしております…申し訳ありませんでした…】
「…二度とこのようなことはないように。と言ってももうないと思うっスけど。」
【ありがとうございます!】
〜本編始まります〜
「…予備の上着持ってきといて本当に良かったな。」
「ほんと助かったであります。」
「それにしても本当に寒いっスね。」
「この寒さで線路も持ってきた時より結構縮んじゃうし…」
「てかここで野宿とかしたら死ぬんじゃないか?いや確実に死んじゃうでしょ。どうする?」
【温泉宿に頼る?いいよ!】
「温泉!?噂には聞いてたでありますがまさか入れることになるとは思ってもなかったであります!」
「そのためにはまず宿に許可取らないとな。」
【道案内は任せて!】
「え…地面に光の道ができたっス…」
【これぞ『作者の特権』!】
「おいおいおい…ま、いっか。」
〜数十分後〜
「宿に着いたぞ。」
「作者、ありがとな!」
【こうでもしねぇと話に混ざれないんだよ!】
「そもそもまざんなきゃいいのに。」
「二人ともちょっときて欲しいっス。」
「作者もうるさいでありますが中も少しうるさいであります!」
中へ入る四人。そこで見たのは
「何で
怒鳴る中村橋 富雄と
「そんなこと知らなかったんだからしょうがないでしょう!しかももう行っちゃったんだから今ここに来たってどうしようもないでしょう!」
目に涙を浮かべながら反論するギンギツネだった。
まだ富雄たちがテレビで巌根たちを見る前のことである。
「あぁもう知らん!」
「ちょ、ちょっと!」
…
「行っちゃったっス。」
「まずはギンギツネ殿を落ち着かせるであります!」
ギンギツネの背中をさするプレーリー。少し落ち着いてきた。
「私だって…巌根が行ってから寂しかったのよ…後悔だってした。でもあの子に『やくしゃ』の道があるというならそれを止めるわけにはいかなかった。そんな過去があったとは知らずに…私はなんてことを…」
「さっきギンギツネ殿が言ってたとおり、『過ぎ去ってしまったものはもうどうしようもない』。ギンギツネ殿の今の役割を自覚するといいであります。」
「そうね。私がこんなんじゃこの温泉宿はすぐ廃れちゃうわ。ところで、あなたたちは何の用で?」
「ここら辺に路線を敷きにきたっスけど野宿じゃ死んじゃうっスからこのちほー内に敷設する間だけでいいから泊めてくれないっスか?」
「確かに野宿は危ないわね…いいわよ!」
「ありがとうであります!」
「今回はフレンズの二人に助かったな。」
その日は宿でゆっくりし、次の日の日暮れにはすでに雪山駅ができていた。かまくらのような駅舎となっていた。
者張鉄道敷設記 平城山 松前 @narayama_masaki
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