02 七瀬君とモテと非モテの研究/柳屋文芸堂さま
順不同を宣言しつつ、次は現時点で参加作品リストの一番下にありました(つまりは一番最初に公開された)作品をご紹介します。
『七瀬君とモテと非モテの研究』
柳屋文芸堂 さま
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884341986
イケメン度:★★★☆☆
イケメン属性:玉三郎系イケメン、実は不器用系イケメン
タイトルに「研究」とありますが、主人公の女子高生ユカちゃんがクラスメイトの七瀬君に関してあれこれ考察するというストーリーからきているタイトルですね(^^)
なので、語り口は軽妙だし、タイトルのイメージのような堅苦しさのない、むしろ楽しいお話です。
けれども、オチはけっこうほろ苦い(笑)←(笑)がつくところがポイントです
同じクラスだというのにどんな人物か全然印象に残っていない、そんな七瀬君にユカちゃんが興味を抱いたのは、文化祭のステージでたまたま彼を見たからでした。
はいっ! ここで七瀬君のイケメンポイントが出てきます☆
彼のイケメン要素はなんと日本舞踊(?)の
私が連想したのは早乙女太一さんですね。
彼を初めてテレビで観たときにはまだ十五、六歳だったかな? 今は顔つきもだいぶ大人の男性の骨格になってしまいましたけれど、少年時代の彼の女形は本当に艶めかしい美しさで衝撃を受けた記憶があります。
そう言えば今はただのエロ爺(失礼)のような立ち位置でバラエティに出ている梅沢富美男さんも女形だったんだっけ……と画像検索してみたら、早乙女君がクール系美女に変身するのに対して、こちらは唇がぽってりの愛らしい顔立ち。
いずれにしても、女以上に女っぽくて艶めかしい。七瀬君もステージの上でそんな美しさを鮮烈に表現していたのだろうと思います。
そんな人がクラスメイトにいたら、そりゃあ次の日からガン見しますよね(笑)
翌週登校したユカちゃんは七瀬君に声を掛け、予想通り素顔の彼をガン見します!
「前髪の下にのぞく大きな瞳」「まつげが長くて」「ヤクザの奥さん役なんかが似合う、派手なタイプの」顔立ち。
男子の顔立ちとしてはちょっとくどそうですが(あっさり好きな私の個人的感想です)、化粧映えする美形なのでしょうね(*´ω`*)
けれども、そんな七瀬君はそそくさと逃げるようにトイレに入ってしまい、ユカちゃんは彼と距離を縮めるチャンスをなくしてしまいます。
しかし、ここでユカちゃんは不思議に思うのです。
あんなに美しい女形を演じていた七瀬君がなぜクラスでは目立たない(=非モテ)なのだろうと。
クラスの男女に聞いてみても、成績が良いことが判明するも誰も親しくはしていないし、彼の素性は謎に包まれたまま。
結局ユカは淡く芽生えた自分の気持ちに名前をつけられないまま、高校を卒業してしまいます。
けれども卒業式の日、帰宅したら手提げの中に七瀬君からの手紙が入っていて――――
ここから先のストーリーはネタバレ厳禁の展開となっております(^_-)-☆
七瀬君の非モテの原因は最後のオチで容易に想像がつくようになってますので、背が高くて美形で成績優秀で近寄りがたい、そんな謎めいた彼のことを知りたくなった方はぜひ作品を覗いてみてくださいね♬
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