第11話 さて、この国の話をしましょうか

 アイギスが苦笑いしながら話を続ける

『さて、次はこの国の話をしましょうか。

アスガルド王国には国王陛下以下、聖騎士、神官、騎士、魔法師、そして生産職と領民がおります。

聖騎士は王直属で王都に配属されており、騎士とは組織も指示系統も違います。

後、魔法師には王家専属魔法師もおります。

此方も、魔法師とは組織も指示系統も違いますな。

当然ですが、市政に関わる文官も居ります。

しかし、高位神官や聖騎士、王家専属魔法師も一部の者達が市政へは参加いたします。


騎士は国を護ると言うよりも、各都市を護る事が多くなります。

と言うのも、各都市には騎士団があり、神官も魔法師も都市毎に組織されているからなのです。


神官は神官長の元で、病気や怪我などの処置を魔法師達と連携して行ないます。

補足になりますが、王都の神官長は本来「神官長上しんかんちょうじょう」となり、他の神官長とは分けて呼ばれるのですが、複数の神官長が集まる祭事を除き、神官長と呼称されます。


一度ひとたび戦争ともなれば、神官も魔法師と共に戦場へと赴く事もあるのですが、主戦場へは騎士、魔法師が当たる事になりますので。

まぁ、実際は戦闘ではなく後方での支援が主になりますな。

 

聖騎士は国王の指示により戦場へ向かうか? などが決まりますが、騎士と同じ戦場へ派兵した場合は、王または聖騎士が上位となり、指揮をとる事になります 』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る