誕生の日(異矛)

又来た誕生日


何もも知らない皆は何時も

おめでとうと

少し寂しく成り乍

有難う


来ても嬉しくない

来ても時間の流れを感じ

歳だけ取って行く


それでも毎年毎年

俺は生きて誕生日を迎える


皆同じく何処かで誕生日を迎える


誕生日

何度も此から

無事生きてれば必ず迎える


だけど誰かの誕生日は同時に

誰かの命日であり

誰かが死んで行く日


皆同じく何処で命日を迎える


皮肉なものだ

誕生日で命日で

出会いの日で別れの日で


きっと逢える誰かに

もう逢え無い誰かには


誕生日で命日で

出逢いの日で別れの日

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る