可愛い彼女と優しいイケメン彼氏との、ほんわか甘いショートストーリーです。
本編として『もみじな彼女と平凡な俺と 』があり、ヒロインの視点で書いたスピンオフとなっていますが、こちらの短編だけでも可愛らしい彼女の魅力がたっぷりと伝わってきます(*^_^*)
純情で、一途で、恥ずかしがりやの彼女ですが、実は彼女は人間ではありません。
けれども、人間の青年に恋をしてしまいました。歳の重ね方も住む世界も違う彼に……。
そして彼もまた、彼女に「喰われる」かもしれないというのに、彼女を愛しているのです。彼の決め台詞はぜひ作品で読んでキュンとしてください!
そんな二人の会話やデートのやりとりはほっこりと甘く、また彼に対する彼女の思いは切なく熱く、素敵なラブストーリーを楽しめます。
二人の行く末を見守りつつ応援したくなること請け合いです!
人目を避けて生きる、着物姿をした彼女の正体は数百年の時を生きる鬼。
素性を知られぬよう角と牙を隠しながら、今日もひっそりと生きています。
が、ある市役所職員の男性と知り合ったことで、彼女の世界は変わっていきます。笑顔を向けられると顔が熱くなり、声を聞けば鼓膜がとろけそうになる。
長い時を生きている鬼でも、こうなってしまえばただの恋する女の子。どれだけ交際を続けても、何気ない言動につい照れてしまいます。
だけど人と鬼。住む世界は違います。
いつまでも一緒にはいられませんし、いつか食べてしまうかもしれません。その事を気に病む彼女ですが、それでも彼が愛しくて……
彼に胸をときめかせる彼女の恋心がとてもよく描かれていて、タイトルに恥じないとっても甘々な物語。
別作品『もみじな彼女と平凡な俺と』と対をなす話となっていて、こちらも合わせて読まれたら甘さも二倍です!