⑥❻手相

サイレントデスティニー


・外見


123cm 36㎏

乾ききったミイラという風貌、一応生物として生きてはいるらしい。

両手の皺と皺を合わせ、胡坐をかいた状態で微動だにせず、瞼も閉じたまま、外見は即身仏としか表現できない。

クローン実験の最終ロット、考えうる可能性全部を潰し、プロジェクトの限界が見えてきた焦りからオカルトに逃げた。

生物としての自我を調節しており、最早生き仏と化している。

そのゆえに凡人には何を考えてるか想像もできない。


・能力


完璧で完全なる手相、スパコンの計算と最新の成型技術により人工的に造られた最高の手相。それをぴったりと合わせることにより人知を超える幸運を手にした。

ただそこにいるだけで空気が栄養と水分を運び、さらには勝手に巡回するため、自力での呼吸も不必要。結果、そのまま座禅を組み続けるだけで生きていける。

またその反動として周囲に存在する生物全てに不幸が降りかかる。その不幸度合いは近ければ近いほど強くなり、場合によっては突如として頭部が爆発すると言った仕組み自体が不明な不幸が襲う。これの例外として、この個体への悪意ある行為を行おうとしたものにも不幸が訪れ、その悪意が強ければ強いほど不幸も強くなる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

自主企画『VSカリカチュア』用設定 負け犬アベンジャー @myoumu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ