前のエピソード――⑥➊白血球

レッキングブラッド

・外見

１８４cm　８６ｋｇ

普通の筋肉質な人の体だが肌がペンキをかぶせたかのように真っ赤で、同時に鉄分の匂いがする。

血中のヘモグロビンが関係しているかも、という推測のもと、ならば鉄分以外の何かで代用しようと色々やった。

ギラリと見開かれた目は充血しており、口も大きく、やたらと暑苦しい。

性格としても熱血、ハイテンション、そしてバトルマニアで流血マニア、拳で殴り合うことのみが行動原理。

・能力

瞬間的な身体能力は一流のボクサーに匹敵する。ただしそのスタミナは無尽蔵で、無呼吸無休憩でトップギアを数時間は維持できる。

戦い方はストロングスタイル、素手をもってあらゆる攻撃を正面から受け、一切の防御と回避を捨てて最大威力の拳を叩きつける。

ハイネスレッド、血液中の赤血球は特別製で、常人の数千倍の酸素を取り込むことができ、それゆえにスタミナが向上している。また血液としての質が良いため大量に出血して量が減っても死ににくい。

ブレイキングレッド、この血液が空気に触れると瞬時に沸騰し、血小板などを残してガス化する。それと同時に空気中の酸素を取り込み、酸素以外のよくわからないガスとなる。その比率は小さじ一杯で電車一両内部の酸素を奪い去るほど。なので攻撃を受けて出血することで酸欠状態に陥れるが真の攻撃。本人は平気だが、好む戦い方ではない。