第8話ピンチ
「交代交代! 次は私の番!」
なにかを持ちながらこちらに向かって走って来た。
「どうする抵抗してもいいか?」
俺は少し悩んだすると相手側から申し出があった。
「こいつは殺さねえ、 その代わりお前ら抵抗しねえとこいつの命はねえぞ? 判断はお前らに任せる」
このままだと大前を救うことはできない。
「増田頼んだぞ!」
増田は俺たちの前に出て俺らのほうに走って来てる奴を止めにかかる。
「お前らは下がってろ」
そう言い俺たちは下がったが再び後ろから気配が。
「やばい! 伏せて!」
俺たちは伏せたが特になにも起きなかった。
(あいつ手強いな)
するといつの間にか奴はボスの隣にいてボスとなにかを話している。
「お前やれただろ!」
「すまんすまん以外と手強かった、 次こそは仕留めるとりあえずキルリーに任せる」
ボスは呆れた顔でキルリーを見つめている。
「避けないと死んじゃうよー?」
増田に突進を仕掛ける。
「いくぞ!」
増田は自分の能力で足と腕を強化している、 京川さんに無敵をつけてもらっているから一撃だけ無効にできる。
「ばいばいー!」
(姿勢を低くして奴の腹に......)
増田も相手に向かいうち姿勢を低くする。
(一撃目を避けて、 二撃目を来るのを予想しつつ相手を殴る!)
[ヒュイーン......どーーーん!」
それと同時に敵の悲鳴が聞こえた。
「うううう痛い!」
攻撃は奴の腹にジャストミートしたようだ。
「キルリーしっかりしろよ」
痛がるのをやめて痛くなくなったのか普通に立ち上がる。
「じゃあ私本気出そうかなー」
そう言い右手に持っているナイフを増田に向かって投げる。
「これあげるー!」
増田は敵が投げたナイフの位置を確認し左に避ける。
(左に避ける)
「......え」
[サクッ]
ナイフを避けたはずの増田がナイフに直撃した。 血は出ていたが無敵のお陰で助かった。
「残念だったねー! 避けきれなかったねー!」
俺たちは増田の心配をする。
「大丈夫か?」
「増田君!」
言葉では言わなかったが顔を見れば大丈夫だと言うことがわかった。
(大前に近づこうとしても奴がその辺に潜伏している......迂闊に近づけないな)
無敵が切れた増田は次攻撃がヒットしてしまうと危ない。
「あれれ? ヒットしたはずなんだけどね? おかしいななんで死なないの?」
その質問に増田はなにも答えない。
「さあな......次は俺から行くぞ!」
足に力を入れ相手の方へ行く瞬間京川さんが増田に触れて何かを喋っていた。
「使って」
(もしかして無敵を渡したのか? もしそうならばもう使うことができない救出は難しそうだ)
増田はそのまま敵に突っ込んだ。
「お前を倒して大前を助ける!」
笑いながら増田に言う。
「無理だよ無理だよ! 最終的には大前君と同じ顔になるよ!」
敵はナイフ(剣)で戦っている、 増田にナイフを当てようとしているが増田はなんとか避けている、 今のうちに。
「今抑えてもらっているうちに行こう」
俺たちはゆっくりゆっくり近く。
「ボスの注意を引きつけてくれないか?」
首を上下に振る。
「了解」
---
「あそこじゃねえか?」
指をさしてみんなに言う。
「恐らくそうですわね、 急ぎますわね! 砂井さんは銃を準備!」
「了解!」
---
「あなたなかなかやりますね! でわこれならどうでしょう」
そう言いながら敵は後ろに下がるそしてナイフを投げる。
(さっきとは違う......二つか!)
「頑張って避けてくださいね!」
(クッソやばいなさっきと同じことが起きそうだ)
俺は敵がナイフを投げたのを見て増田を呼ぶ。
「増田! こっちに来てくれ!」
俺の声が聞こえたのか俺たちの方へ走り出し足に力を入れてジャンプする。 その時に二つ目のナイフがヒットする。
「やった! 当たりました!」
俺のところに来た増田は礼を言う。
「ありがとう助かった」
「お願いがある俺のことを能力を使って投げてほしい!」
二人は驚いた様子。
「バカ! 死にに行くもんだぞ?」
「大丈夫だ! 俺のことを信じてくれ!」
そう言う話をしていると待ち切れなくなったのかこちらに向かってナイフを投げて来た。
「遅いですよ!」
「......わかっ......わかった! しっかり捕まっとけと!」
そして増田は能力を使って俺を大前がいる方に投げた。
「いっけ!」
その瞬間今までと違う感触を感じた。
[バタ......」
その音に気づき増田は振り返る。
「なんだ......おい! 京川!」
俺にもその声が届きなにが起きたかわかった。
(あいつ俺と増田に無敵を渡したのか......無茶しやがって)
その時さっき敵が投げたナイフが増田に命中する。
[グサ]
「グッ......ここまでか............」
敵はとても喜んでいる確信したのだろう殺すことができたと言うことを。
「......あれ? 痛くない......」
それで増田も気づいた。
「なるほどな......京川ありがとう」
倒れている京川さんを砂井さんのところに運ぶ。
「ねえねえ! あいつ無敵じゃない? 強すぎるよ!」
それと同時に俺も大前がいるところにつくそこにはボスもいる。 ボスと大前の距離は結構あったので俺はボスのことを気にしつつも大前の方に走った。
「あいつなかなか無茶するなぁ」
ボスと距離があったはずなのにいつの間にか俺の前にボスが現れた。 そして俺の頭を掴む。
「くそ!」
「......次はしくじるなよ?」
すると最初に感じた違和感を感じた。
(奴がいる!)
「あぁわかっている......チェックメイクだ!」
[ドン!]
ほぼ0距離避けることがほぼ無理だが俺は敵が来ることを想定していたので避ける準備はしていた、 だがそれは剣の場合だ銃は想定外だった。
「なに! 剣じゃなく銃も持っていたのか」
避け切れず頰に当たる。
「あれ? こいつ死なないのか? じゃあもう一発やれ」
(これを食らえば即終了だやばい! 避け切れない!)
「もうちょっと楽しみたかったなぁ」
[ドン]
(これまでか......)
銃声がなったすぐにまた銃声がなる。
[ドン!]
「......なんだ?」
(弾が外れた? いやそんなことないはず......と言うことはあいつらがきたのか?)
目を開けて奴らを見るとドアの方を睨みつけている。
「ほんと少数で危ないことをするのはやめてください」
「俺たちが来なければ死んでたぞ! ナイスだ砂井!」
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