第24話

「蓮李がこの小鳥飼ってもいいの!?」

「「「意義なし!!!!」」」


昨日来たお嬢様の妹、蓮李様は屋敷の洗濯物で爆睡してた小鳥を飼えると大喜びなのですが…

現在屋敷には猫が二匹います、+小鳥がいますね。ということは………小鳥食べられませんか?


「蓮李ね、この子に名前付けるんだ!お姉ちゃんの猫達ってみんなフラワーってつくんでしょ?じゃあね、蓮李もフラワーがつく名前にするんだ!」

「………そう、ですね!」


これ、猫が小鳥食べちゃいました、なんて無理だ、食べられるから飼うのは駄目とか言うこともできない雰囲気だぞ…


「うーん、君の名前どうしようね?」

「蓮李、ご飯でもあげたら?」

「そうする!お姉ちゃんの猫達も一緒にご飯したら?」

「いや…その、蓮李様、猫達とご飯はちょっと…(逆に猫のご飯に小鳥がなって地獄絵図が広がるから止めた方がいいですよ)」


必死に目でお嬢様と孝太に助けを求める。が、お嬢様も目を合わせようとしない…すると孝太が


「スノーフラワー、シャインフラワー!こっちにおいで。あのね…」


そうだ、あいつ動物の言葉が分かるんだ、じゃあ逆に動物もあいつと会話が出来るんだ…


「隼人さん、話してみた結果…」

「うんうん」

「…鳥とか鼠は生臭くてそんなもの野良猫が食べるものだから要らない、お嬢様な猫が食べる代物じゃない、だそうです。」


…………いつからこの猫達はわがままなお嬢様キャラになったんだよ


「ねぇねぇ、チェリーフラワーは?可愛いでしょ!」


この小鳥、チェリーフラワーは猫に襲われる心配もなく何とかやっていけそうです。

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