第一章 2Die6Life

1.1 プロローグ

1-1




「なぁ、聞いた事あるか?うちの団長が女性なのに俺らの団は女子禁制な理由」


「確か雑念を振り払うとかだろ、団長は婆はいいっていってるしな。まぁ、男も男だし仕方ないよな。女に飢えても三番隊副長がいるのが幸いだよ」


「ったく……そう言えばお前はそういう趣味持ってたな」


「お前だって最初は同じだろ!」


煙をふかしながら何やら談義する二人の男。

その姿は立派でもなく整ってもなく、だらしなく制服を纏い休憩の時の至福にありつく。


「おいお前ら」


「へい?……あ、はいぃ!何でしょうか三番隊隊長マグメルさん!!」


二人は気の抜けた服装を整えて立派な敬礼を見せつける。

しかし、見せつけられたマグメルと呼ばれた男は制服を腰に巻き、隊長とは思えない格好で背を丸め中着の袖をまくり上げる。


「いや、何度も言うけど俺には隊長まで言わなくていいから、つーかマグネルだから。次間違えたら親知らず抜き取るからな。それより俺も煙したいんだけどライター忘れたみたいでさ、どっちか貸してくんない?」


「しょ、承知しました!」


「かしこまらなくてもいいから」


「あ、あのマグネルさん、さっきハタエ一番隊隊長が探してましたよ」


「えー、嘘、まじかよ……まぁたどうせ新作の自慢なんだろうな………。でも行かなきゃもっと面倒臭いしな………」


「みぃ~つけたぁ~……マグナムくぅん…」


「ッ!?」


電流の如く背中に走った寒気の正体は声で理解出来た。


「マグネルだ!離せ!嫌だ、ああああああー!」


────。

───。

──。

─。



終戦の翌年にケイアスから追加の命令をされた。

その内容は『各種族軍を持つべからず』それだけ。

しかし、軍を無くしてはテロリストなどから防衛する手段がないので、軍を撤廃する代わりにギルドを設立。

このギルドの設立は軍の代用としての防衛手段だけでなく、国の統一も兼ねていた。

このギルドの設立は全ての職業に反映され、秋国に存在する職業は全てギルドとされ、農家などの第一次産業は、物売りなどの一部の第三次産業と一束に商業ギルドとし、加工や工場などの生産を行う第二次産業は製造ギルドと、これらのギルドはまとめて公式ギルドという。

その他として非公式ギルドがあるが、これらは自由職であり、各非公式ギルドに民間からの依頼を何でも募集する。いわゆる何でも屋の様なものである。それだけではなく、町役場からの依頼で、終戦と同時に出現した造形物から、日に日に生まれる魔物を退治する事も義務付けられている。

しかし、魔物の中でもライシャウルフに劣らない強さの魔物もいるため、自分の実力に見合った魔物を選ぶ事が肝心である。

そして、この説明の元となった防衛するためのギルドは、公認ギルドと名付けられた。

非公式ギルドに魔物退治を奪われ何をするのかと疑問に思われるが、公認ギルドは簡単に言うと対人戦である。

何のための対人ギルドかは後ほど説明するとしよう。


─。

──。

───。

────。




「どうだねこのLKV27」


どうって、どう見てもただの鞭にしか見えない……。


ハタエが両手に持ちパチンと音を立てながら引っ張る鞭は、乗馬用の鞭ではなく。


「あれ、君拷問好きだから興味あると思ってたのに」


人を傷つけるあの長くてよくしなる鞭でもなく。


「いや……あんたが持ってんの豚野郎に打つヤツ」


「あれれ、君がそういうのやってるの見たんだけどな……」


「仕事だよ!口を割らない重罪人から嫌でも口を開きたくなるような事をさせてるんだよ」


「えぇ、でもこれ使ってるとこ見たけど同じような事してたよ。ほら鳴いてみろって言ってたよ」


………………。


「そうだ、君に見せたいのはこれだけじゃないんだ」


次に取り出したのは何やら物騒な見た目した拳銃だ。

銃口の下にナイフが接続された短距離中距離両方に対応出来る代物。


「これ特注だから、そっちの副長ちゃんにあげちゃって欲しいんだ」


「分かったから銃口下ろせ」


「渡す前に1度試し撃ちをしたかったんだよね」


「馬鹿やめろ!どぅわぁあああ!」


悪気のない行動は恐ろしい。

銃の体を眺めてるのだが、持ちなれないのか常に引き金に指が乗せてある。いつかやるだろうなと思ってたが唐突すぎる。

間一髪避けれたが、後ろのガラスに穴が空いてしまった。ガラスの向こうに隊員がいたみたいだが、紙一重で当たらなかったらしく、腰が抜けて地を這ってる。


「ごめんね、怪我はないかい!?」


「大丈夫だけど……あーあ、このガラスの始末済ましとけよ……って、あり、何これ血…………?」


ガラスに血のような真っ赤な液体が飛び散り、その足元には、頭から血を流して動かない。


「おいいいい!!ガラスどころか人を始末してどうすんだ!?」


「まぁまぁ、落ち着いて。とりあえずこれを持って」


握らされたのは発砲したての拳銃。


「あれ、これ」


いない。

風のように静かに消えた。

腰を抜かした隊員は怯えながらこっちを見てる。


「いや待て、これは………」


「あーれぇ、たいちょ~。そんな物騒な物持って何を撃ったんですかぁ?人ですかぁ?」


横から我らが三番隊の副隊長であるキユリが覗く。

いやーな笑みを浮かべて。

キユリは汗臭い我団に咲く一輪の花とも言えるアイドル的な存在である。

その容姿は団に似合わず華奢で、亜麻色の髪は縛っても鎖骨まで伸びまんまるい瞳はサファイアが埋め込まれているかの様に艷めく。初対面での率直な感想を言わせれば雌に飢えた雄たちは皆揃って。そのルックスを生かし数々の潜伏犯罪者を魅了し、今までに数多くの功績を挙げてる。

団の結成時からいる古株だが、まだ歳は20にも満たない。何やら団長の身内らしく、この団に入ったのも団長のコネとも言える。しかし、実力は引けを取らず誰もが認める力と努力を兼ね備えてる。古株と行っても、団が結成されたのは5年程前だから古株とはまだ全然呼べないが。

とはいえ、仕事上殉職者が多いため隊員はコロコロ変わる。結成時からいるのは全団員210名中30名だけ。入ってくる殆どが自分に自信があったり、仕事上の合法的な殺害が認められてるのを利用して殺人の快楽を目的とした奴。いずれも真っ当な理由を持つやつがいない。勿論まともな奴がいなかった訳ではないが、この仕事は真面目でも生きていけない厳しい職場。

一番隊は力任せに鎮圧を目的とした脳筋部隊。

二番隊は拘束や捕獲、取り調べを目的とした部隊。

三番隊は密偵を目的とし、潜入などを行い2番隊が捕獲した対象を拷問したりして情報を聞き出す役目もある。


目の前にいる三番隊副隊長こと、キユリは昇格する一心で功績を挙げるが、隊長であるマグネルを抜くことが出来ないためなかなか昇格出来ず、今は功績を諦めマグネルを陥れようとしている。現に今がそうだ。


「あれぇ、これって死んでないですかね。頭撃たれてるしぃ、マグネル隊長………罪の無い一般市民を撃つなんて………!」


「俺じゃねぇってマジで!」


「いやいや現行犯逮捕だよ。マグロさんだっけ?」


「……………」


手錠をかけられそうになり抵抗するマグネルの肩を掴むのは、側頭部から血を流した少年。

いや、見間違いだ。血はどこにもついてない。


………。


「つーか誰」


「そんな事より綺麗なお姉ぇさんとっととこのオッサン連行しちゃって」


「かしこまりぃ」


油断した隙に手錠をかけられたマグネルは、なす術なく連れてかれた。

その後、殺人では無かったらしく釈放され、キユリは舌を鳴らす。




────遡ること一月前。




看板名物が『氷漬け人間』という少し気味悪い宿屋。それは犯罪が少なく平穏で小さな町に、二つポツンとある宿屋のうちの片方。名物があるにも関わらず客が入らないこちらに対し、名物も何も無い普通の宿屋は繁盛している。

訪れた客は中身の真っ黒い人間を気味悪がったり、溶けない上に冷たくないことから作り物だと吹聴し、やがて客は減りマニアか物好き位しか訪れなくなってしまった。今ではマニアも来ることもなく、客も向かいの宿屋に吸い取られ静けさが不気味だ。


ガラガラに人気を感じれない宿は今日も閑静さを保っている。聞こえる声は小鳥の囀り、聞こえる物音は新聞をめくる音くらい。

宿屋を営むのは主であるママ一人だけ。身寄りのない生涯独身の年齢80を超えたらしいババア、子もなし、バイトもなし。いたとしても払える程の稼ぎもないが。


婆一人だけの宿を賑やかにすべく、その者は覚醒する。

この氷塊が飾られたのは約65年程前。

飾られた時から一度も溶けることのなかった氷が、65年が経ちようやく溶けた。

と、言うよりは蒸発した。と言った方が適切だろう。


床に水は溜まらず蒸気は窓から逃げ、支えを失った人影は床に伏す。

タイミングよく来店した客が、まるでそれを予期していたかのように布を被せた。

やがて黒い表面が脱皮をするかのように剥がれ落ち、中からは普通の人間の少年が姿を表した。

静かに開かれた双眸は虚空を見つめ、一粒の雫を流しゆっくりと起き上がる。


「ここは夢か?現実か?」


客の男は奇妙な質問を問いながら、手持ちの袋からサイズの合う服を取り出し、全裸の少年に投げつける。


「どっちも現実だ。つーか誰だお前」


どこかで聞いたことがあるような声と顔だ。

しかもあまりいい思い出はない。


「俺か?俺の名前は神太郎。お前に最初に憑いた神聖で、お前を凍らせた張本人だ」


「は?」


最初に取り憑いた神聖といえば確か……そう、転生させた奴だ。確かにどちらも似ている。

ということはスイレンが人間になれば……!


「あー、今中の神聖の解放考えていただろうが、残念ながらお前の考えてる事は叶わないぞ」


「な、なんでわかるんすか」


少し残念そうに知らない男に訳を問う少年。


「お前の中の神聖の解放条件は主の死亡だからだ。ましてや人間の姿を拝みたくても、転生の出来ないお前がどうそれを見るか、それを思うかはわからない。マギの中の姿で満足しとけ」


「えー…」


「それより現状把握を優先しないのか」


「全裸でうろつく訳にはいかないしな」


「そのために服を渡したのだが」


少年は先程ぶつけられた衣類を一瞥すると、神太郎に投げ返した。


「ああんだめだめ、俺が着るとすぐに着れなくなるから」


「少しは大事に扱えよ……」


顔面を覆いながら首を振り軽く見損なう。


「そういや、こっちの最後の記憶だと俺は確か人鬼になってた気がする。お前知ってること色々おしえてくれね?」


「それを覚えてるなら人鬼になったきっかけも全て分かってるんだよな」


「あーきらめた。俺には人を助けるなんて無理難題だったんだ。何にも縛られずに気ままに生きるよ」


「…………分かった。それと別に、これは俺の義務だから教えてやる」


「義務……?」



───少年が凍ってから70年の時が過ぎた。

神太郎はこの70年間に起きた事を話した。

特に目立った経済の変化の一つ、ギルド。

軍を撤廃しギルドが設立され、このギルドを中心とした社会は他国にも広がり、やがて世界規模となった。

一番変化が見られたのは、人間含む全種族のパラメータの変化である。

これは戦後すぐではなく数年がたった頃、子供達の力が成人に匹敵するほど強くなっており、最初は危険視されていたものの、それが戦後産まれてくる子供全てに共通しているという事が判明。

その力は鬼人に匹敵し、人類も他種族に対抗出来るかと思われたが、奇妙なことに確認された他種族全てが同じ身体能力を持っていた。

しかし、元から鬼人以上であった巨人や獣人や竜人だが、竜人と獣人は素の身体能力が低下し、巨人も落ちたと思われるが目立った低下は見られなかった。

上記の二種族だが、あくまで素の身体能力が低下しているだけであって、完全な弱体化ではない。

獣人は食事でその後の能力が左右され、竜人は鱗を纏えば比にならない程の能力を得れる。

一方、魔法を主に使用する精霊や妖精人魚には反映されず、マギ保有量にも変化はなかったが、身体能力が鬼人との身体能力に大差のない吸血鬼は、変化を加えられず他種族に少し劣るものの、魔法を主としている為バランスは取れている。


このせいか、人間達は力に溺れ他種族狩りや無差別テロなどの行為が頻繁に起こり、その中でも一際厄介なのが反乱軍である。

今までカルメ家に怯え結成することがでしなったが、この力を得てから秋国の傲慢な国王に不満のある者達が募り、やがて軍勢は国民の五分の一を占めた。

そしてそれに対抗すべく設立された自衛組織、公認ギルド。しかし、相手は反乱軍だけではなく、テロリストなども対象に含まれる為人手不足に悩まされ、時折非公式ギルドに協力を依頼することもある。



「んー長い」


欠伸をしながら全裸で床にくつろぐ少年。


「説明しろつったのお前。それにまだ魔物についてとか色々ある」


「いやぁ、こんだけ長い事言って、変わった内容まだたったの二つよ?あとは後々聞かせてもらうよ」


「………。何で急に服を着だしたんだ?」


投げつけた服を再度拾い袖に腕を通す少年。


「いやだって、あそこで目を隠すと見せかけて指の隙間から見てるお婆さんがいたから」


確かに手で顔を覆ってるが、隠すどころか指を全開にしてガッツリ下を凝視している。


「あ、どうも……。お見苦しいものを見せました」


「お構いなく」


「え、あ、はい…。──あ、そうだ、何年もお世話になりました」


「いいのよいいのよ。最初はあなたを飾ったら人が沢山来たから。………まぁでも、だんだん気味悪がられて、この通り人来なくなっちゃったけどね………」


何だか申し訳ない気持ちになってしまった。

それにしても自分はいつからあったのだろうか。

あれから70年経ったとなると……。


「フィー!そうだ、おい神太郎フィーの行方知らないか!?」


「うるさいな、頭に響くだろ、こちとら二日酔いなんだよ。その話も込みでさっき話そうとしたんだが」


頭を片手で抑えながら痛そうに目を細める。

しかしそれに構うことなく少年は問を止めない。


「いくらでも口だけで謝ってやるから、もう一度話してくれ!」


「心から謝れよ」


「そうだ、お婆さん……あいや、お姉さん!いつから俺は飾られたの?」


「たしか65年位前に青い髪の子がね、ここに寄贈してくれたから看板名物として晒したのよ。ごめんねぇ、全裸のまま晒して」


「俺の体は大丈夫だけど、その寄贈してくれた子って今どこか知らない?」


「さぁねぇ、カルメ家だから今どうなってるかは………」


「────」


少年はフィーリアがカルメ家だということを思い出し、追求心で混沌とした思考がその単語で強制的にシャットダウンさせられた。

床を見つめる双眸には何も映らず、瞳の裏に浮かぶ彼女に手を伸ばすが届かない。

フランコを失い、それでも残されたフィーリア選択したというのに、それをも失った今、こちらに戻ってきた意味がない。

こちらには何もない。


「…………………」


「おい、何やってんだ」


背中を叩かれじんわりと滲む熱が広がる。


「………ッたぁ!!」


「再生しとけ、痛みも消えるだろ」


「あ、そうだった」


僅かな時間とはいえ、自分の事をシオンだと思い込んでいたようだ。


「さて、優先させたい事を三つ話す。悪い情報かいい情報かはお前次第、もしくはただ悪い情報二つ。どっちから聞きたい」


「悪い方」


「わかった。二つのうちの片方はお前の探し人フィーリアの行方を知る者は誰もいない事。そしてもう一つ。世間では、技術提供を拒んだラーメル・トラメルは終戦寸前で投獄され、終戦と同時に脱獄した。と、知らされているが、実際は体だけ残して首が消えたそうだ」


「───!?」


「牢に誰かが入った痕跡もなく、牢を見張ってた監視役も、向かいの牢の囚人も誰も来ていないと証言している。どうやって侵入したかも、首を切るのではなく何故首を持ち去ったのかも謎だ」


「……………」


「勘違いするな。何もお前が関わったから皆死んだ訳じゃない。お前の生きる道で死ぬ運命だった奴が多過ぎただけだ」


不動の結末。

フランコが言っていた誰にでも存在する運命。

フランコもラーメルもアイビーも俺も、全ての生物は不動の結末によって死ぬ。


「いい情報か悪い情報かはお前次第、についてだが、お前の中に神聖がもう一体宿った。二つも入って大丈夫なのかと聞きたいだろうから一応言っておく。普通は無理だ。宿る際にマギが耐えきれず破裂して死ぬはずだが、お前の場合はそれすらも再生して受け入れる準備が整ったから大丈夫なんだ」


「準備?」


「ああ、神聖が二体も入れば、今言ったように耐えきれず破裂するが、破裂しないように入れるならどうすればいい?」


「中身を減らすしか……」


「そうだ。もう一体の神聖を手に入れた代わりにお前の元の能力は半分になった。つまり、わかるか?」


「体のストックが半分になったという事か…………!?」


「まぁ、その対価として得た能力は言わなくても分かるだろうな」


「全然分からん」


「そのうち会う機会あるだろうから会ったら教えて貰え」


会うと言っても時間のある時に限られる。

あちらの世界は時間の流れが早く、あっという間に時間が過ぎてしまう。

行くとしたら余裕が出来てからがいいだろう。

とりあえず今は。


「あ、そうだ。お前気ままに生きるつったけど、今時お前の出る幕なんてないから安心しろ。それと、生きるには金が必要だろ?ギルド紹介してやるよ」


「さっき言ってた非公式ギルドってやつか」


「そうだ。40年前に設立して現在の総員数は47人」


「割と少ないんだな」


目を逸らし気味に苦笑いする神太郎。


「まぁ、色々あるからな」


「…………………」


不審がる少年と目を合わせまいと空を見るが、大体表情は分かる。


「よし、行くぞ」


「あ、待って。お婆………お姉さん。長い間お世話になりました」


「そんなかしこまらなくていいのよ。私も一人寂しい老婆と一緒にいてくれてありがとねぇ」


寂しそうに手を振るお婆さんの髪は、完全な白髪ではなく白縹の様な色。

窓を通り抜けた風に揺れる髪に既視感が湧き立ち止まらされる。

しかし、懐かしさに囚われている所を強引に引っ張られ、外に引きずり出された。


「ギルドに入るには名前がいるんだが。お前、名前なんて言うんだ」


「アノ……じゃなくて、俺の名前は───」


俺に与えられた六つ目の名前。

アイビーから貰った名前。

自分という存在の証明。


「ヒバナだ」


「似合わねー」


「うるせぇ!」


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