女騎士と出会った

翌日から俺は行動を開始した。

 早速バンドリアにやって来た。因みにこの街は『メルザット』という街で、一番大きな街だそうだ。

 地面は石畳でスニーカーでは歩きづらいが慣れるまでの我慢だ。

 看板とかに文字が書いてあるが正直よくわからない。そこは雑誌に言語事典もあるので覚えていくしかない。

 俺が今、向かっているのは『ギルド』という所。

 そこで『冒険者』として登録すれば冒険者の仲間入りだ。

 だが、冒険者になったから、と言ってすぐに冒険の旅に出れるかどうかは疑問だし、そもそも装備とか武器を持っていない。

 色々考えながら歩いていたら、

 ガンッ!!

「~~~~~ッッッッ!?!?」

 鉄の様な物にぶつかった。声に出ないくらい痛かった・・・・・・。

「だ、大丈夫か?」

「だ、大丈夫です・・・・・・。余所見してたのですみません・・・・・・。」

 ぶつかったのは人みたいで女性だった。

 所謂『女騎士』で金髪の長い髪に凛々しい感じの人だ。

 どうやらこの人の着ていた甲冑にぶつかったみたいだ。

 後、スタイル良い。これ重要。

「何処かに行く途中だったみたいだが?」

「あ、え~とギルドに行こう、と思いまして。」

「ギルド?冒険者なのか?」

「いや、なりに行こうと思いまして・・・・・・。」

 女騎士は俺の格好を一瞥している。

「私もギルドに向かう所だ。一緒に行こう。」

「良いんですか?」

「あぁ、私は『ルナーシャ』という。」

「俺はマコトて言います。」

「マコトか、着いてこい。」

 俺は女騎士『ルナーシャ』さんの案内でギルドへ向かった。  

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