第16話 ダダリオ村へ(2)

 執務室での会議が終わった後、いつもより早い夕食が始まった。いつもはパウエルそしてハンゲイトと共に三人で食べていたが、二人はまだ決めなければならないことがあるということでライドンと二人で食べることになった。


 調理時間が長く取れなかったためなのか普段の料理よりも簡素なものが食卓に並んでいたが、味はいつもどおりに美味なもの。けれど緊張と不安に支配されている伍堂は、美味しいものを食べているにも関わらずどこか上滑りするように感じていた。


 相席しているライドンが喋らないことも理由の一つだろう。


 気分が沈んでいても、陽気なライドンと食事をすればいつもの二人とは出来ない様な会話も出来るし、一時的にではあれど気が晴れることもあっただろう。


 ただゴブリン退治に行くことが決定したためなのか、それとも別の理由によるものなのか。ライドンは食事の間中ずっと見たことのない仏頂面を浮かべていて、伍堂が話しかけても気のない返事が返ってくるばかりだった。


 そんなだからただ黙々と食事を続けるしかなく、いつもより短い時間で食べ終えた後は食後の紅茶を一杯飲んで、そして部屋へと戻ってきた。


 ドアを後ろ手で閉めて部屋の中を見渡す。何も変わらない、伍堂が不在の間に女中が掃除を行っているため埃一つなく整理整頓も行き届いている。寝床もホテルさながらのベッドメイキングが施されていた。普段と変わりがない。


 けれどどうしてだろう、伍堂にはこの見慣れた自室の風景が嘘っぽく見えていた。映画のワンシーンを見ているようで現実味というものが薄い。


 ここでの暮らしを夢ではなく現実だと受け入れていた伍堂だったが、足に地がつかないこの感覚に夢を見ているのではないかと思って手の甲をきつくつねった。その痛みに顔をしかめ、つねった箇所を見てみれば赤くなっている。


「現実……なんだろうなぁ」


 目に見えるものは相変わらず現実味がなかったが、手の甲からじんじんと伝わってくる痛みは紛れもない現実のものだ。ため息を吐き、項垂れながら整えられたベッドの上に思い切り倒れこむ。


 柔らかなベッドに体が沈みこみ、シーツから太陽の匂いがした。それで少しは気持ちが落ち着いたらしく、非現実的な感覚はなりを潜めた。


 そうしたら次にやってくるのは、ゴブリン退治に出かけねばならないという緊張だった。まだ夕食を消化している最中の胃袋が縮み上がってきりきりと痛み、手で腹を軽く押さえる。


 天井を眺めながら執務室でされた話を反芻し頭の中で整理しつつ、寝返りを打って窓へと顔を向けた。日は沈んでいたが完全に夜になったというわけではなく、空の色はまだ紺色をしている。


 パウエルは明朝に出発すると言っていた。馬車を使って移動して、道中で問題がなければ夜に村へ着くらしい。日が昇る前に出発するのか、それとも昇ってからなのか、結構な距離を移動するのだから夜明け前に移動を開始するような気もしたが明言されていない。


 聞いておけば良かったなと後悔しつつ、窓に映る自分の顔を見ながら考えるのはゴブリンのことだ。


 会議ではゴブリンについてほとんど説明されなかった。伍堂が行く初めての戦いであり、そのためには敵を知ることが何より大事だろう。なので説明を求めたのだが、パウエルやハンゲイトだけでなくライドンもそれを教えてはくれない。


 なんでも、下手に先入観を持ってしまうと誤解の種になりかねない、ということで教えないそうだ。現地に到着して本物と対峙してから詳しく教えると言ってくれているのだが、それでは遅いと思う。


 本物のゴブリンと向かい合う時は戦いが始まるほんの直前、もしかしたら既に始まっている時かもしれない。そんな場面で授業をしている暇があるというのか。一〇人を超える人数で行くならそんな時間もあるかもしれないが、四人だ。講義をする余裕なんてあると思えない。


 一体何を考えているというのだろうか。エプスタインの屋敷で暮らすようになってから不満らしい不満を感じたことがない伍堂だったが、今始めて屋敷の人間に怒りを感じていた。


 拳を握り締めて体をゆるく丸めながら、どうして自分は怒るのだろうかと自問し始める。この怒りは正当なものなのだろうか。ゴブリンについて知りたいのに教えてくれなかった、これだけなら怒って当然のことだろう。けれど、ちゃんとした理由があるのだ。


 先入観を抱いてはいけない、憤りを感じる理由ではあるが頭のどこかでそれはもっともだと納得しているところもある。それに彼らには世話になっていて、その対価を伍堂は今まで一切払っていない。負債を抱えていると感じている。


 だから怒りを感じてはいけない、彼らに何かを頼まれたら嫌な顔一つだってしてはいけないと思うのだ。


 けれどそれは苦しくて、呼吸が乱れる。


 この世界に伍堂を呼んだエプスタインは言っていた。異世界人である伍堂にこの国を助けてほしいと。だからいつかは戦いの場に赴かないと行けないとは思っていたけれど、その覚悟なんて出来るはずがなかった。本音を言ってしまえば逃げ出したい、日本に戻りたい。


 ただその反面、この屋敷の人間は伍堂に良くしてくれている。パウエルの授業は分かりやすいし学校では感じたことのなかった学ぶ楽しみを知った。ハンゲイトの稽古は辛いところもあるが、肉体が鍛えられて強くなっていく実感があった。ライドンだってまだ友達と呼ぶには早いかもしれないが少なからず友情めいたものを感じている。


 だから義務ではなく、彼らのために何かをしたいという気持ちもある。これも紛れもない本音だった。


 逃げ出したい、彼らのために行動したい。この相反する二つの本音の狭間に挟まれて立ち行かない。やりたいことは反目しあっている。どっちも本当の気持ちだからこそ、どうしていいか分からない。何を考えればいいのかも分からない。相談できる人もいない。


 頭を抱えて息が詰まり始めたところで勢い良く上体を起こして、腹の底から大きな声を出した。意図してやったわけではない、叫んだ後で我に返り扉へと視線を向けた。


 今の大声を聞いたら何か事件があったんじゃないかと思った誰かが飛び込んでくるのではないか。そしたらなんて説明しようか、理由をこねくり回していたが幸か不幸か扉が開く気配はない。


 エプスタインの屋敷は広い。かなりの大声を出したが、声が聞こえる範囲に誰もいないことだって充分ありえる話だった。ほっと胸をなでおろしたところで気持ちが落ち着いていることに気づく。


 そうすると不思議なもので、逃げたい気持ちは無くなりはしなかったが小さくなっていた。腹を括ったわけではない。


 屋敷の人のために事を成したい気持ちはあるものの、それだけで覚悟を決められる伍堂ではない。逃げる気が小さくなったのは、なるようになれ、とやけを起こしたところが大きい。それを自覚した伍堂はベッドに転がるとすぐに頭から布団を被って胎児のように丸くなって目を瞑る。


 きっと明日は早いのだ。体力が必要となる事態が続くに違いないのだ、今日だって初めての街でいっぱいいっぱいになっている。大きく息を吐き出したら、一日の疲労が鉛となって圧しかかった。


 目を閉じて眠りに落ちて、目を開けたら薄暗い自分の城に戻っていたりしないだろうか。そうでなくともゴブリン討伐に赴く決心が生まれていないだろうか。


 起こりもしないことが分かっている絵空事の希望を抱きながら呼吸を深くすると、圧し掛かる疲労が全身に広がると共に伍堂は寝息を立て始めた。


 夢を見たかもしれないし見なかったかもしれない。眠りのそこから浮上しつつあるまどろみの中で、伍堂は甲高い音を聞いた。その音が大きくなるに連れて目覚めは近くなる。


 パチリと目を開けた瞬間にけたたましい金属音を耳にして被っていた布団を跳ね除けた。


「良く寝たか? かなりでかい音を鳴らしてたのに中々起きてこねぇから心配したんだぞ」


 そこにいたのはライドンだった。昨日の仏頂面はどこへやら、今はもういつもの彼らしい明るい表情を浮かべている。その手にはおそらく厨房から持ってきたのだろう、鉄のフライパンとおたまが握られていた。


「なんだよライドンじゃないか……朝からびっくりさせないで欲しいんだけどなぁ……」


 胸を撫で下ろしながら窓の外を見る。空の色を目にして思わず目が丸くなる。外は暗く、太陽もまだ昇っておらず朝焼けがそこに広がっていた


「まだ太陽も昇っていないじゃないか、もしかしてもう出発するっていうのかい?」


「あぁそうだよ。ダダリオ村まで行くんだったらこの時間から行かないとな、この時分から出発しても向こうに着くのは日がとっぷり暮れてからになっちまうけど。それよりもだ、そんなこと言ってる暇があるならさっさと着替えて行こうぜ。村の連中は今か今かと俺たちを待ち侘びてるんだからよ」


 言いながらライドンは背後を指差した。その先はローテーブルで、上には着替えが置かれている。いつも着ているシャツとズボンではなかった。街の人たちが着ていたチュニックと革のズボンだ。


 着てみると、チュニックの生地はシャツよりも厚手で硬い。革のズボンも普段から履いているものと比べると分厚くて体にフィットするようになっていた。チュニックは大きさに余裕があるためにゆったりとした着心地で、生地の硬さの割には動きを阻害しない。ズボンの方も革の厚さに反して柔らかく動きやすかった。


「いつもと違うね」


「そりゃそうだ、それ戦争用の服だからな。戦う時はその上に鎧を着込むんだよ、どんな風になるのかは後のお楽しみにしとけ」


「あ、うん。じゃあこれ、生地が硬かったり分厚かったりするけどもしかして――」


「少しでも刃物を通らなくするためらしいよ。チュニックのほうは眉唾もんだけど、その革ズボンならちょっとぐらいは守ってくれるんじゃないか。それでも殴られて痛いのは変わらないけどさ」


 ライドンは冗談めかして笑ってみせたが、その目が笑っていないこともあって冗談には聞こえない。それに痛いと言われると、昨日の酒場で殴られたときのことを思い出す。


 ゴブリンを相手にしたら痛い目にだってあうだろう。伍堂の想像が正しければ怪物は武器を持っているはずだ、そんな状況で味わう痛さは酒場の非でないに違いない。経験以上の痛みがどんなものだろうかと、想像しようとしただけで背筋が震えた。


 目ざといライドンは伍堂の震えを見逃さずにからかってくる。嫌な気はしない、逃げ出したくなるようなことに立ち向かう前だけれども日頃と変わらない彼の態度は心を軽くしてくれた。


 そして肩を並べてホールへと向かうと、既に人が集まっている。ハンゲイトは当然のことながらパウエルもいたし、度々見かける御者の姿もそこにあった。それだけでなくパウエルの着ているローブと良く似たものを身に着けた痩せた男もいた。色白で丸い眼鏡を掛けた彼は魔術士のようである、昨日パウエルが名前を出していたボネットなのかもしれない。


「おはよう、今日が君の初陣となるわけだがよく眠れたか?」


 伍堂の姿に気づいたハンゲイトが声を掛けてきた。彼の声は心なしか普段より張りと気力に満ちて、ただ朝の挨拶をされただけだというのに身が引き締まる思いがして自然と背筋が伸びる。


「はい、よく眠れました」


 そのハンゲイトの触発されたのか伍堂の声も自然と張りが出る。満足げに頷く彼の後ろからパウエルがやってきた、その手には一振りの剣が握られている。真新しいものらしく革製の鞘には輝く艶があったし、十字型になっている柄の金属部も煌いていた。


 剣を目にした伍堂は思わず目をこする。というのも、パウエルの手にある剣の回りの大気が陽炎のように揺らめいて見えたのだ。起きてからそれほど経っていない、寝ぼけているのだろうかと思ったのだがそうではない。確かに揺らめいている。


 奇怪なその現象に怖気にも似たものを感じながらパウエルの顔を見上げると、彼はどこか得意げな笑みを浮かべていた。そして早く受け取れと言わんばかりに剣を突き出す。


 もちろん受け取るべきなのだろうが、大気を揺らめかせるこの不思議な剣を簡単に受け取るだけの度胸はない。


「これは、何ですか? その、普通の剣じゃないですよね?」


「あぁそうだとも。エプスタイン領内一の鍛冶師と私が協力して、君のためだけに作った剣だ。渡すのはまだしばらく後になるだろうと思っていたんだがね、戦いに行くんだ。今、このタイミングで君の剣を授ける」


「いや、その……僕が聞きたいのはそういうことじゃなくって、湯気というか……陽炎なのかな。そんな風なものを出してるように見えるから、どういうことなのかな……と」


 パウエルは疑問を顔に浮かべながらハンゲイトへと目を向けた。最初は何のことか分からなかった様子のハンゲイトであったが、パウエルの視線の意味を理解するとバツが悪そうに顔を背ける。息を吐き出しながらパウエルは肩を落とした。


「ハンゲイトが教えてくれていると思ったんだが……どうやら彼は君に伝えるのを忘れていたらしい。仕方がないので私が説明しよう。だがその前に剣を受け取って抜いてみて欲しい、その上で話を聞いてくれたほうが理解が早いだろうからね」


 奇妙な現象を起こす剣を受け取るのはまだ気が引けていても、パウエルに言われてしまえばそうしないわけにはいかない。おそるおそる彼から剣を受け取った。昨日、街に行くときに渡された剣よりも一回りは大きな剣だが軽く、片手でも容易に振り回すことが出来そうだ。


 柄を握り慎重に鞘から刃を覗かせた。途端、眩い光に目を瞑り慌てて鞘へと収めなおす。周囲の明かりが刃に反射したのではない、剣そのものが自ら輝きを放っていた。そんな有り得ざる現象を起こす剣が自分の手の中にある、体が震えそうだ。


「普段使いの剣ならただ鋼を鍛え上げただけのものを使うのだけれどね、戦いとなれば我々は魔力を込めた剣を使うのさ。そうすれば普通に鍛えるよりも遥かに丈夫で、折れず刃こぼれもしない、金属すら断つ鋭い切れ味を保ち続ける剣が作れる。ハンゲイト君やライドンが使っているものもそうだが、ゴドー君のその剣にも念じながら振るえば風を起こす魔法を込めた。矢や投石等から身を守る助けになるはずだ」


「つまり、これは魔剣ということなんですか?」


 手にした剣を見つつ、つぶやく様にたずねると周囲からどっと笑いが起きた。パウエルやハンゲイトだけでなく、まだ互いに紹介も済んでいない魔術士らしい男までも笑っているものだから、恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じた。


「魔剣と呼んでくれたら嬉しいけれどね、それは魔剣と呼べるようなものじゃないさ。折れないし刃こぼれもしないと言ったけれど、やっぱりその剣にも寿命はある。使っていればいつかは折れる、魔力もそのうちに失われて風を起こせなくなるだろう。本物の魔剣だったら、そんなことは起きないさ」


 ひとしきり笑った後でパウエルは深い溜息を吐いた。彼がどうしてそのような仕草を見せたかはわからないが、自身の発言にその遠因があると考えた伍堂は謝罪しようとしたが、その気配を察した誰かが背後から肩を叩く。


 振り返れば眼鏡を掛けた魔術士らしい男がそこにいた。彼はゆっくりと大きく首を横に振ると「おやめなさい」と、小さく伍堂にだけ聞こえるように呟くのだった。


「師父は魔剣を何度か作ろうと試みたことがあるのですが、成功したことがないのですよ。魔剣の話をするといつもこうなりますので、気にするようなことではありません」


「は、はぁ……そうなんですか」


 いきなりそう言われてもなんと返したものかさっぱりわからない。もし分かるような人間であれば、伍堂はニートになんてなっていなかったことだろう。


「えぇ、そうです。と、申し遅れました。私はグラハム・ボネットと言いまして、師父パウエルの下で日々魔術の研鑽に励んでいる者です。一つよろしくお願いします」


「あ、これはどうも……伍堂博之です。あ、違うかヒロユキ・ゴドーって言ったほうがいいんでしょうか」


「どちらでも構いませんよ、ゴドーさんのことは師父から聞いておりますし」


「そうなんですか……」


「えぇそうなんですよ」


 ここで会話が止まってしまった。


 初対面というだけでなくこれから行動を共にするのだから、色んな話をして親交を深めるべきだろうとは思う。けれど何を話せばいいのだろうか、話のネタなんてものは幾らでも思いつく。


 例えばパウエルの下でどんなことをしているのか、いつからここに来ているのか。ただそれを今聞いて良いものなのか判別がつかないのだ。これから出立するのだから時間はそれほどない、ダダリオの村までは一日掛かるという。その移動時間で話をすればいいだけだ。


 もっと短い時間で、すっぱりと終わらせられる話題はないだろうか。そんなことを考えていれば会話が続こうはずもなく、二人の間に無言の時が過ぎて気まずい。ボネットが穏やかに佇んでくれているのが救いだった。


「ボネットにゴドー! 話は終わったか? 準備は出来ている、早くこちらに来い!」


 ハンゲイトの大きな声が聞こえた。ざっと周りを見てみればホールから人影が消えている、ボネットに促され剣を手に取ったまま外に出ると四台の馬車が並び一番最後の馬車の荷台からハンゲイトが手招きしている。慌ててそこに向かおうとすると首を横に振られ、ハンゲイトは先頭の馬車を指差した。


 そこに目を向けるとライドンがいて、早くこっちにこいとばかりに顎をしゃくっている。


「ではまた後で、お互い頑張りましょう」


 言うが早いかボネットはハンゲイトのいる荷台へひらりと飛び乗った。早くしなければと急かされるように先頭の荷台へと飛び込む。荷物が一杯だろうとばかり思っていたのだが、あるのは二人分の鎧兜とそれほど多くない水と食料だけ。


 そしてライドンはどういうわけかクロスボウを持っていて、普段の陽気な彼からは想像しづらいほどの険しい表情を浮かべていた。予想外の荷物の量と、ライドンの持つクロスボウを呆然と眺めていると口笛の音が鳴った。


 御者が声を上げる、鞭の乾いた音が響いてゴトリと馬車が揺れた。


「ゴドー! 成果なんぞどうでも良い! 必ず生きて帰れよ!」


 パウエルの声に荷台から顔を出した、腕を組みながら不安げな視線を向ける彼に対して伍堂はただ頷くしか出来なかった。

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