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緑茶

緑茶という男の作品について

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 まず作品数に驚かれた方も多いと思うが、それは何故かと言うと投稿された短編はほとんど執筆から間を置かれていないからだ。要するに僕の衝動、情動がそのまま詰め込まれている。ホラーあり、恋愛あり、幻想譚ありのバラエティに富んだラインナップになっている……つもりであるが、ここでそんな僕の短編のインスピレーション元になっているものを紹介していきたい。


 まず1つは……19世紀から20世紀初期にかけての古典海外小説である。特に、エドガー・アラン・ポーやフランツ・カフカなど、幻想的な短編を数多く書いた作家に強い影響を受けている。この時代はまだ小説という文化が生み出されてさほど時間が経っているわけではないので、文学的実験を行う作家というものがまだ少ない状況だった。つまり、持ち味の物語力、筆力でぐいぐい読ませるような……そんな小説が非常に多い印象だった(あくまで僕の主観だが)。その他にも、数多くの古典ゴシックホラー小説や推理小説に影響を受けたと思っている。具体的にどこが、と言われれば悩んでしまうが、それは要するにこの時代の小説に滲み出ているある種の『姿勢』、つまり『色んな物語を、色んな語り口で聞かせる』という原初の物語の在り方に影響を受けた、という言い方になるだろうか。それに実際、僕の書くホラーは現代和製ホラーというよりは、古めかしい怪談のようなものが多い……気がする。


 そしてもう1つ……忘れてはいけないのが、映画である。おもに洋画であるが、数年前まで、狂ったように映画を見まくっていた時期があった。そこで僕が吸収していったのは、映像表現であり、台詞の間であり、空気感であり……いわば映像でしか出来ないような数多くのことである。しかし僕は映像作家ではないし、漫画家になるという夢も中学に入る時点でさっぱりと諦めてしまった。というわけで僕は、それらの映像表現というものを、いかにして文章に取り入れるかを考えて試行錯誤を続けてきた。僕の小説の長所を取り上げてくれる人は、よく「情景描写」を挙げてくれることが多いが、それは紛れもなくあの映画に溺れていた時代の影響であると考えているのだ。――……ちなみにだが、その時よく見ていた映画群も、流行りのものではなく一昔の映画であったりしたものだ。ここまで来るとミーハーに逆張りをしたいだけのめんどくさいオタクではないか? と思わないでもない……。


 というわけで。僕の創作の第一の柱である短編群を成り立たせているものは以上の2つである。他にも多数のアニメや漫画などに影響を受けているつもりであり、語っていけばキリがない。ただ今はそのかわりに、はじめて僕の小説を読むのにおすすめの短編、中編を3つほど挙げることにする。これは言い換えれば、僕の自信作ということである。


・ちかてつ(ホラー短編)

 地下鉄のホームから見える暗闇にインスピレーションを受けて、友人との飲み会から帰宅後の深夜に書き殴った短編。恐怖の空気感が、自分でもよく書けていると思う。実際に見た情景に加えてインスピレーションの元になっているのは、イギリスのロックバンド「The Cure」の楽曲「Subway Song」である。


・銀細工とセレナーデ(中編)

 青春SF恋愛モノ、と言ってしまえば良いのか。僕が正面からラブストーリーを扱った貴重な作品である。主なインスピレーション元といえば押井守や新海誠など、静謐さに定評のある映像作家たちである。とにかく『冬の空気感』が書きたいという動機のもと書き始め、その勢いのまま最後まで書き進められた。自作の中では星も多く、僕自身も気に入っている作品である。「スカイクロラ」「空の向こう、約束の場所」などが好きな人はぜひ。


・夜の帳のねこがたり(掌編)(ねこ)

 これはあまり説明をする必要がないと思われる。要するに「ねこってかわいいよね……」という思いから書かれたものであるからだ。そして多くの「わかる……」が寄せられたおかげで、とうとう自作の中では一番の評価数を獲得することになってしまったのである。若干の困惑があるものの、それだけ皆が猫好きであるということだろう。読んで、あの猫のなんとも自由な生き方を感じてもらえれば嬉しい。

 ねこはいます。


 さて、僕の作品を成り立たせているもう一つの柱……それは現在連載中の長編「ワールズエンド・カーニバルシティ」である。この作品の発想のモトはいくらでもある。ありすぎる。もはや一話一話に色々ありすぎて僕自身も完全に記憶できているかどうか怪しい。これは言ってしまえば、菊地秀行の「魔界都市シリーズ」であり、内藤泰弘の「血界戦線」である。つまり、ハコニワ的な特殊世界観の中でやりたい放題する作品が書きたいという思いから生まれたものである。この作品に関してはもはや多くを語らない。ただ一行で表現するならば、こうだ。


「クエンティン・タランティーノの映画とまんがタイムきららが合体事故を起こした混沌」


 ――この一文に惹かれた人もそうでない人も、まずは「ワルカニ」を読んでみて欲しい。僕がいかに現実のもどかしさを衝動に昇華させて、この作品に詰め込んでいるか……いかにこれまでの集大成としてこの作品に臨んでいるかが分かっていただけるはずだ。


 これからの僕は、創作活動をこの「ワルカニ」メインにして進めていく予定である。しかしながら、並行して短編、掌編も書き続けていきたいと思う。何故ならワルカニはまだまだ発展途上であり、僕の衝動全てを詰め込むにはいささか容量が足りない。というわけで僕はまだまだ、それこそナニカのきっかけがくるまでは、創作を、小説の執筆を続けていこうと思う。別にプロになりたいわけじゃない。ただ書いて、その文章を、物語を、声を、多くの人に届けたい。ただそれだけ、本当にそれだけである。言ってしまえばそれ以外には何もいらないのだ。


 ここまで書いてきて随分とまとまりのない文章になった気がするが、これが僕の全てだ。あとは、作品を読んでくれ!!!! そして感想をくれ!!!!!!!!

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