第8話 電話がない朝 side:風月 花鳥



カーテンの隙間から覗く朝日に照らされて部屋が明るくなる。

昔から自然と目覚ましをかけなくても時間で起きることが出来る。

そのおかけで、可愛い可愛い澪佳れいかからの電話の前に起きることができる。

「時間は・・・。んー、あと5分で澪佳から電話がくるわね。」

幼馴染の電話を待ちながら、支度をする。

澪佳の可愛い声を一言だって聴き逃したくないもの。


いつもと違うことと言えば、父と母から連絡がないこと。

1こんなことはなかった。

いつも、時差とか関係なしに電話してくるのに。


何かあった・・・とか?

少し心配になったところで、澪佳からの着信を知らせる音が鳴る。


「もしもし?おはよう、澪佳。うん?うん、食べるよ。」

ふふふっ♪澪佳は今日も可愛いわね。

モーニングコールだけじゃなくて、私の分の朝食まで用意してくれるんだもの♪

いつでもお嫁さんになれるわ!


お嫁さん・・・


澪佳がお嫁さん・・・・・・



ダメダメっ!その辺の人になんて、澪佳は渡せませんっ!


自分の言葉にショックを受けながら家を出る。

澪佳の家の玄関を開けるとパンの焼けた匂いがする。


「澪佳、おはよう。」

澪佳にモーニングコールをもらって

澪佳の用意した朝食を2人で食べる。

いつも通りの朝。


違うのは、澪佳の両親からも電話がないこと。

「本当に、おかしいわね。」


とりあえず、遅刻するわけにはいかないですし、

もしかしたらお昼には連絡が入っているかもしれない。

もし今日1日連絡がなければ、明日こちらから電話してみましょうか。






そして私の日常は

ファンタジーと化した。



✄- - - - - - キ リ ト リ - - - - - ✄


こんばんは、ひなです((*_ _)

Яe:Pwrite第8話いかがでしたでしょうか?



今回のお話は、

幼馴染大好きな、風月かざつき花鳥あとりsideのお話でした!

花鳥ちゃんは、澪佳ちゃんが大好きです。

澪佳の両親が海外に行く際に冷夏を一緒に連れていこうとしてたのを、自分の隣に住めばいいと澪佳の両親を説得したのは花鳥です。


どんだけ、好きなんだ!←



次回からはマイペースな2人を順番に更新です!


フォロー・応援・★・レビューお待ちしてます♬.*゚




次回、第9話「静かな朝 side:畦地あぜち はるか

どうぞお楽しみに*☆

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