中間報告書(ちょっと解説)
忙しくて更新しづらいので、ちょっと解説挟むね…
◆異能とは◆
人類が怪異に対して生み出した抗体。その土地に根付く怪異の数が多いと発現する人の数が増える傾向にある。日本は土地が狭く人口が密集している上に怪異の数が多いので異能持ちは多い。
生まれもった先天性異能と、ネクロマンサーや僧侶の持つ破魔などの技術として根付いた後天性異能がある。先天性は5行、即ち火・水・土・木・金の陰陽五行がメインとなり、現代においては他の4行と接する機会が減った為か金が一番多い。
金は武器の創造・身体強化等のもっともポピュラーな異能である。それは武器創造の場合、バットであったり刀や槍などいった分かりやすい形が多く、その国で慣れ親しまれた物が出現しやすい。
アメリカやロシアでは、クロウのように銃器を作る能力の発現も多いが火力面ではクロウと比べ物にならない程低い。金とは即ち留まるものであり、射出すると言う銃器の特性と相性が悪い為である。
因みに五行に当て嵌まらない物は特異系異能と呼ばれる。
◆怪異◆
妖怪、神などと言った人ならざる者。逢魔以外にも彼等は存在するが、逢魔の中でなければ人を襲えない。これは人と逢魔の保持している次元が異なるからであり、パソコンなどの二次元に三次元の人間が入る事が出来ない原理に近い。
つまり逢魔の内部は2.5次元として人間及び怪異の双方を繋ぐ架け橋的な存在である。例外的に最上位の怪異は自らの身体そのものに逢魔を貼り、常時人間に干渉できる状態を保っている。
そういった事の出来る強い怪異は、基本的に人間との共存を望み会社などを設立し人間社会に溶け込み、弱い怪異などを保護する傾向が強い。
◆逢魔◆
狩場であり、人と怪異を繋ぐ架け橋の場である。基本内部で暴れても外部に影響が出る事は少ないが、クロウや葛ノ葉やリーリャレベルになると逢魔ごと吹き飛ばせるが基本能力の無駄遣いなのでやらない。
余談だが大昔から、怪異との間にも子供は作れるが逢魔の中でのみ可能であるという噂が絶えず、それを目指した人が食われる事案も多発したとかなんとか。
◇
クロウ
年齢:31
血液型:O
利き腕:両利
利き目:左目
異能種類:特異系先天性異能・巫女
異能能力:光源操作(プリズム)・高位破魔
メイン装備:イギリス製強化スーツPhantomGrave-25α(試作型)・たこ焼き機
◆解説◆
熟練の怪異払いとして名を轟かせる男。能力は生れつきの物であり、かなり特異な物。遠距離への充実した攻撃性能を持つ異能は少ないが、火力が高い物はさらに少なく、さらに他者への武器貸与となるとクロウ以外皆無に等しい。
人が見ている物体とは全て反射した光であり、その大元を操るクロウはあらゆる武装・装備を光により他者へと見せる。実際には銃でなくとも遠くに破壊を与える長い筒状の物を見た時に人はそれを銃器と認識するように、それに近しい能力を持ち、似た見た目に見えるのであるならば、やはりそれは銃器なのだろう。
つまり、クロウが作った武器は見る人によって見た目が変わる。或いは、怪異には銃や装備が別のもっと恐ろしい物に見えているのかもしれない。
ちなみに、異能は怪異に対する抗体である為に、対人においては威力が大きく減退する。本来であれば破壊力には然程期待できないのだが…クロウは対人対怪の双方に非常に高い威力を発揮する。それは光の持つ普遍的な威光による物なのかもしれない。
◆性格・趣向◆
慎重で安全意識は高く、無理はしないさせないがモットー。人生において7割の事を完璧にこなせるが、3割は致命的に下手であったりする。その為、クロウならこのぐらい出来るだろうと思い依頼した事が、後でとんでもない事になるなんて事もしばしば。
じつは童貞であり、ややロリコン気味な趣向を持つがノータッチイエスロリータを頑なに守る紳士、16歳ぐらいがストライクゾーンである。世間的にはアウト。ちなみに葛乃葉やリーリャの事はヤバイ奴という感情が勝つ為に対象として見ていない。ロリコン気味とは言ったが別にロリ以外でも問題ない、素朴なお嫁さんがほしいらしいが半ば諦めている。
幼い時は経済的に苦しく中卒であったが、勉強が出来ない訳では無い。学歴を気にしている為、1人の時間にこっそり隠れて勉強しており実はかなり賢い。
◆
葛ノ葉 楓
年齢:17
血液型:AB
利き腕:右
利き目:右
異能種類:先天性異能 後天性異能
異能能力:金属性の身体超強化 高位破魔 宇迦之御魂神巫女
メイン装備:純日本製強化スーツ・寿14型・甲改(飛行兵装最大12機付随)・素手
◆解説◆
エリートであり神童と謳われた少女、能力は金本来の力である身体強化だが、狐の本質と合わさって軽いワンパンでビルをへし折ったり出来る。半分怪異である為に、あらゆる存在に対して常に一定以上のダメージを通す事が可能。
巫女としての能力を備えている為に珍しい高位破魔と
ヒロフミと数度の交戦経験がある為に、彼が苦手。
◆性格・趣向・来歴◆
寂しがりやの構ってちゃんの傾向があるが、本人も自覚がある為に基本的にあまり表には出さないように努力している。良い感情であれ、負の感情であれ、そういった強い感情を向けられる事がとても好きな変わり者である。
慈悲深い性格だが、敵に回れば容赦は無いのであまり慈悲を感じる事の出来る人は少ないだろう。
実は大阪生まれの京都育ち、キレると大阪弁に切り替わる。葛乃葉の名家に生まれたが気性が荒く、同時に幼少期で既に異能を使いこなしていた為に手が付けられなかったのを、伝手を使って京にある既に現役を引退した先々代の青龍の元に送られる。
そこで青龍に性格と気性を矯正され、なんとか一般人に紛れた生活を行える程度になり、エリート街道を邁進。在学中であるにもかかわらず輪転道から声がかかり金の力で卒業し就職。
先々代の青龍のような渋く静かな男性が好みであり、クロウもかなりタイプではあるが、後10年待ったらもっとカッコよくなるのではないかと思い少し様子を見ている。
狐…というか動物気質なので強い相手の言う事しか聞かない融通がきかない面もある。
◆
※(本名不明)アルヴィナ(愛称:リーリャ)
年齢:14
血液型:B
利き腕:左
利き目:左
異能種類:後天性異能 突発的異能変異型
異能能力:死者使役(ネクロマンサー)
メイン武装:バロール・悪魔の屍・遺体・カルシウム鉱・ソウドオフショットガン・メス・コンバットナイフ・針・鉄糸・糸・ハンマーetc...
◆解説◆
最先端のネクロマンサー。遺体加工と高位悪魔の死骸の使役に高い適正を持つ。準備さえしっかりと整えれば全力のクロウ相手であっても打ち勝つポテンシャルを持ち、戦力としては事実上のCLOSE最強である。
何度も再利用可能な高位範囲圧殺兵装バロール・変幻自在のカルシウム鉱・骨に強力な呪詛を施した物を砕き実包に込めた散弾銃など様々な武器を使いこなし、ナイフやショットガンによるインファイトも高いレベルで行使可能である。
切り札はかつて屠った悪魔の屍を使用する大技であり、それぞれがそれぞれを補強しあう為に全てが可動するとクロウであっても手に余る。かつてクロウが悪魔の屍を2つ破壊してリーリャの片腕を奪ったが、カウンターで強い呪詛をクロウに浴びせ事実上の戦闘不能に追い込んだ。
クロウとは互いに実力を認め合っており、互いにリスペクトしている。ちなみにクロウはリーリャの事を恐れているが、バレないように上司として頑張って接している。リーリャはその事に気づかず、クロウを同類として見ており一緒にいると機嫌が良い。
少しアルフォンソとアリアが苦手。
◆
※(本名不明)朱雀
年齢:64
血液型:O
利き腕:右
利き目:右
異能種類:先天性異能 後天的不死
異能能力:火属性異能・不死・陰陽術
メイン武装:素手・式神
◆解説◆
異能をメインに素手と古めかしい陰陽術で戦うおばあさん。見た目は若いが夫と子供に先立たれている。人魚を食った為に事実上の不死であり、寿命や外的要因では死なないメインタンク的な強さを持つ。
もっとも、そのせいで常に様々な死神に付きまとわれている。常に運が枯渇状態にあり他人を巻き込みがちだが、今回クロウ達が死神を殺した為にかなり運が改善した。人並みに戻ったとも言う。
◆性格・趣向・来歴◆
温厚にて豪胆、苛烈にて静謐。自らの心をコントロールする術を身に着けている為にあまり感情的にならない。仮に感情的に見えたのだとしたら、それは彼女の気遣いか…あるいは術中である。唯一素の感情をぶつけるのは家族ぐらいの物だろう。
会話・立ち回り・仕草、必要であれば様々な物で相手を惑わす。本来対人の方が得意ではあるが怪異相手も相応にこなす、卓越した近接格闘術はクロウも見習っているが、不死故にクロウ程回避を重視せず時々逃げ送れる時がある。ちょっとおっちょこちょい。
◆
コルトガバメント・アリアカスタム
年齢:115歳
血液型:−
利き腕:左利き用
利き目:左利き用
異能種類:属性付与・概念付与
異能能力:詳細不明
メイン装備:コルトガバメント・デザートイーグル・ヴィクトリア調メイド服(防弾・防刃・対怪異防御概念付与)その他銃器及び便利グッズ
◆解説◆
付喪神と呼ばれる100年以上形を保ったままの物体に発生する怪異。人工的に強化されている為にかなりの戦闘能力を持ち、単身で億越えの怪異も討伐可能。
所持した武器に五行を宿す事が可能であり、対怪異性能は抜群に高く、クロウの異能と繋がる事も可能。実はアメリカ生まれなので英語を話せる。
骨董品を食べ、そこに宿った意識の無い付喪神と融合して力を取り込む事が出来る。割とグルメなので怪異が保有している一品ぐらいしか興味は無い。
◆性格・趣向・来歴◆
お茶目で楽しい事とクロウが大好き。クロウとは既に熟年夫婦のような雰囲気を醸し出しているが、別に嫉妬深くはないのでアッサリとした関係にも見える。
趣味はドライブとコーヒーの飲み比べ、紅茶よりコーヒー派である。趣味が転じてタクシーを個人で所有しており、夜な夜な出現しては自らが作った移動用の逢魔を通って客に不思議な空間と超高速のドライブを提供する。
時々峠を攻めており、凄い威圧感のあるタクシーが峠を下ってくると走り屋の間で話題になっているらしい。
葛乃葉が少し苦手だが表情には出さない。胸と腰と尻は可変式。
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