第六話:ロード・レギオニウス

 ララテアの鉄巨人は、自分も名前をつけてほしそうにこちらを見ていたが、それについてはカーナが反対した。

 いわく、


「ララテアの鉄巨人は、その呼び名がすでに伝説です。ジッツがそれを自らのものにしていると知られれば、ララテア様の子孫という事実が信じられやすくなりますから」


 ということであるらしい。

 ララテア・フリットの子孫であるということについては、当のジッツが一番信じられない気持ちなのだが、その辺りはカーナには伝わるはずもない。

 少ししょんぼりした様子の鉄巨人に慰めの言葉をかけた後、ジッツは周囲を見回してギーオに問う。


「……そういえば、ここから奥はないんだね?」

「そうですな。ここはララテア様の研究室であり、プライベートルームだったのですな。ララテア様は収納のマジックアイテムをお持ちでしたので、特にここには何も置かれませんでしたな」


 最下層と言えば、核晶が置かれているというのが通説だ。

 二十七のダンジョンのうち、実際に踏破された記録が残るダンジョンはわずかに三つ。そのすべてで、最下層に核晶が置かれていたという。

 核晶はダンジョンのエネルギー源と言われており、破壊することでダンジョンは一時的に機能を停止する。その際に吐き出されたエネルギーの副産物として、核晶は価値の高いトレジャーを生み出すという。

 ダンジョンの機能停止期間は、そのダンジョンの深さによって決まると言い、三つのダンジョンのうち二つは、踏破したパーティの存命中には機能が回復しなかったという。

 初心者ダンジョンについては、踏破の対象とはみなされていないが、核晶が存在する。


「ララテア様はここをダンジョンとして運用するつもりはなかったので、核晶を表に置くことで研究室を隠し、核晶のエネルギー消費も最小限にしたのですな。結果として、ダンジョンとしての研究室の機能は核晶を破壊されても停止しなかったのですな」

「それが転じて初心者ダンジョンかよ。不思議なもんだぜ」

「私どもも、妙に人が入ってきては核晶を壊していくなあと思ったものですな。まさか初心者向けになっていたとは」

「表のダンジョンゴブリンは最弱だからな。むしろ人の子供より弱え。あたし達もお前の話を聞くと、今になるとあいつらを倒すのはちょっと気が咎めるんだが」

「あの者たちは、このダンジョン周辺のデ・マナを利用して作っているので、厳密には我々の同胞ではないのですな。研究には大量のマナを使うので、デ・マナも発生しやすいのですな」

「デ・マナ?」


 ジッツが疑問符を浮かべるが、カーナもモネネも似たような表情で首を横に振った。どうやら知らないらしい。


「し、知らないのですかな!? カーナ様は、魔法を使うのではないのですかな? マナとデ・マナの関係は魔学の基礎だと聞いておりますな」

「マナは存じていますけれど、デ・マナというのは……」

「マナは魔法を使う時に消費される粒子ですな。世界樹が吐き出すもので、これによって人々は魔法を使い、身体的な劣勢を覆しますな。同時に、マナは消費されるとデ・マナになって地面に落ちて染み込みますな。これが地面を伝って世界樹の根に吸収されることで、世界樹は育つのですな。ですが、デ・マナはマナを受容できる生物には有害ですな。世界樹にも多すぎるデ・マナは有害ですな。ダンジョンは地中のデ・マナの濃度を下げる役目と、地表にデ・マナが溢れないようにする役目があるのですな」

「では、大ガナン様が創始されたモンスタークリエイションの魔術とは……」

「デ・マナを利用してモンスターに作り替え、撃破することで純度の高いマナに分解するのですな。下層に行くほどモンスターが強くなるのは、デ・マナの濃縮率が上がるからなのですな」

「……そんなこと、学んでいません」

「ダンジョンがあれば、その辺りは気にしなくても大丈夫ですからな。必要なくなれば、知識も散逸するものでしょうな」


 ギーオはやれやれと溜息をついた。

 その溜息はカーナにではなくて、クレムガルドに住む先人たちへのものだったのだろうが、ジッツ達にもその溜息は重く響いた。 






 ともあれ、最下層に到達できたのであればこれでダンジョンアタックは完了だ。

モネネの体力が戻ってきたのを確認したところで、ジッツは非常食などを鞄に詰め直す。


「もう、戻られますかな」

「うん。もうこの場所に用はないからね」

「そうですな……。出来ましたら、たまにで良いのでここにまた来ていただけると嬉しいのですな」

「……どうして?」


 ジッツは首を傾げた。

 何故ギーオがそんなことを言うのか、理解出来なかったからだ。


「いえ……そうですな。妙なことを申しましたな」

「変なギーオだなあ。じゃ、帰ろう」

「ええ」

「ああ」


 壊れた入口の所まで来たところで、ジッツはギーオが部屋の中央でぽつんと佇んでいることに気付いた。


「どうしたの? ギーオ」

「え?」

「何か忘れ物かい? あ、このドアを直してからじゃないと行けない? だからたまに戻って欲しいって……そういうこと?」

「え、あの……ジッツ様?」


 と、隣で何かに思い当たったらしいカーナが、静かにジッツの手を引いた。


「駄目ですよ、ジッツ。あなた、まだギーオを『罠食いトラップイーター』で封じてないではありませんか。魔人の軍勢と言えどトラップなのですから、あなたが連れ出してあげないと、ギーオだけでは駄目なのではなくて?」

「あ、そうか! ごめんギーオ、気付かなかったよ」

「……私も連れて行っていただけるのですかな?」


 反転してギーオの目の前まで戻ると、彼はじっとこちらの顔を見上げてきた。

 ジッツは笑みを浮かべて、もちろんと頷く。


「君も、もう僕たちの仲間だろ? それともやっぱり、この場所にいなきゃいけないのかい? それなら寂しいけど……たまに遊びに来るようにするよ」

「いいえ、いいえですな! 連れて行っていただきたいですな! 私は、私たちは、ジッツ様のために働きたいのですな!」

「じゃあ、決まりだ」


 ジッツは『ガナンの棘』を取り出すと、その刃をそっとギーオに差し出した。ぎゅっと刃を握るギーオが、感極まったような声を上げる。


「ジッツ様。私と、私たち『魔人の軍勢レギオニウス』総勢十七万八千五百六十三名は、ジッツ様に永遠の忠誠を誓いますな!」

「……え?」

「……は?」

「じゅうななまん……?」


 唖然とする三人を祝福するように、ガナンの棘から今度は緑色の光が溢れた。







「……それで、僕は合格でいいんだろうか」


 ダンジョンの出入り口近くで、そう言えばとジッツは二人に問いかけた。

 ギーオが言った単位を受け入れきれずに、何となく無言でダンジョンを戻ってきた三人は、当初の目的について話すのを忘れていたのだ。

 ジッツの言葉に、モネネとカーナは顔を見合わせた。二人も思い出したらしい。


「それはもちろん……」

「ああ、合格だよ合格。まさか千年誰も見つけられなかったララテアの研究室を見つけるなんて。……カーナ、カーナ様のこと、頼みますよ」


 出口が近いからか、モネネの口調が変わる。

 階段を上りきると、ダンジョンの発光とは違う美しい天盤の輝きが目に差し込んできた。

 ジッツは無事に帰り着いた時に感じる、この安心感が好きだった。


「ええと……カーナ様。それでは、本番のダンジョンアタックはいつ」


 モネネに倣ってというより、いつの間にかカーナ達に対する口調が仲間に対するものになっていたのを慌てて直す。

 が、カーナが目に見えて意気消沈する。


「いや、あのですね。カーナ様、先ほどのような口調を使ってしまうとジッツの方に無用な厄介ごとが舞い込みますし」


 珍しくモネネが事情をいち早く察してフォローしてくるが、カーナの様子は変わらない。

 モネネがこちらを振り返って何かを促してくる。ジッツも、それを察せないほど鈍感ではなかった。


「あの、カーナ様。パーティでダンジョンアタックしている間はさっきのような口調でもよろしいですか?」

「ええ、ぜひ!」


 途端に顔をほころばせるカーナに、ジッツとモネネは静かに溜息をつくのだった。






 得がたい経験をしたので、お礼に食事でもと強く誘われたジッツは、貴族街と呼ばれる地域を二人について歩いていた。

 服装については、見ただけでナル・コンクエスタだと分かる格好なので特に気にはしていない。クレムガルド古王国では、ある一定以上のランクにあるナル・コンクエスタはダンジョンアタックの際の格好で貴族や王族に会うことを許されているからだ。トラップギルドでは、トラップクラッシャーがこれに当たるため、ジッツも年齢以外の点で見とがめられる心配はない。

 カーナは上機嫌で、貴族街のことを説明してくる。


「ジッツ殿。ここからあちらに見える王城への途上に、王族が成人の儀として潜ることとなる『王家の遺構』があるのです」

「そうなのですか」


 示された先には、天盤の色を受けてオレンジ色に染まったクレムガルド王城が見え、そして何やらダンジョンらしき辺りが騒がしかった。


「……何か騒がしいですね。そういえば、今日早速ダーゲン殿が王家の遺構に入ったとか」

「そうなのですね。トラップサーチャーかトラップクラッシャーを広く募集していたと思いましたが」


 と、後ろから慌てた様子のヒーラーが数人、駆けてくる。そのまま横を走り抜けてダンジョンの方へ向かおうとする。

 そのうちの一人を見知っていたジッツは、思わず声をかけた。


「あ、フラーキさん。奇遇ですね」

「ジッツ! 何でこんなところに……っていや、それどころじゃない。チャーチさんが!」


 フラーキと呼ばれた中年のヒーラーは、ヒーラーギルドの重鎮だ。トラップギルドのメンバーとも仲が良く、特にダンジョンアタックの際に組んで以来、年下であるにも関わらずチャーチへの尊敬を公言していた。


「チャーチが、どうしたんですか」

「トラップにかかって、大けがをしたらしい!」


 それを聞いた直後、ジッツは無言でダンジョンの方に走りだした。


「ジッツ!」

「ジッツ殿!?」








「ああ……罠匠マイステルジッツ。下手を打ってしまったっす……」

「チャーチ!」


 地面に横たえられたチャーチが、青い顔でジッツに笑顔を見せた。

 ふてくされた様子で別の方向を見るマジシャンの男と、必死の形相で治癒の魔術をかけ続けているヒーラー。そして一見するだけで王族と分かる美貌の青年が、心配そうな顔でチャーチの近くに膝をついている。

 様子から察するに、この三人がチャーチと組んで王家の遺構に潜ったパーティなのだろう。


「一体何があったんだ、チャーチ」

「その、君は?」


 チャーチに声をかけるジッツに、王族の青年が聞いてくる。

 ジッツは姿勢を正すと、青年に礼を示した。


「トラップギルドにて、罠匠の称号をいただいておりますジッツ・フリットと申します。こちらのチャーチ・フリットは我が師マーリィの孫娘です。師への報告も兼ねて、彼女に聞いておかなくてはなりません」

「ぐ、大罠匠グランマイステル殿のお孫!? チャーチ、君はそんなこと一言も」

「す……すみませんダーゲン様。私たちトラップサーチャーは、血縁よりも技術を重視します。トラップクラッシャーではない私も、お役に立てるかと思っていましたけれど……」

「良いのだ、チャーチ。君は私を庇ってくれた。ジッツ殿、名乗らなかった失礼を許してほしい。私はダーゲン・ベルモスト・フリージア・クレムガルド。王位継承者としては下から数えた方が早い身でね。……チャーチのことは」

「トラップを起こしてしまったならば、せめて他のメンバーはその身を呈して護ること。それがトラップギルド員の信念です。チャーチ、君はギルドの鑑だよ」

「……ありがとうっす、罠匠ジッツ」


 チャーチの両腕は、包帯でぐるぐる巻きにされているが、そのところどころに血がにじんでいた。矢によるものとジッツは判断する。

 よく見ると両足もだ。胴の部分に矢傷がないのは、とっさに荷物袋で矢を防いだからだろう。近くに置いてある荷物袋には、その判断を裏付けるように、たくさんの矢が刺さっていた。


「矢のトラップだね? チャーチ、なんでそんな初歩的な罠に」

「……連鎖型のトラップっす。他のトラップは何とかしたんすが、最後のだけはしくじりまして」


 一瞬言いよどんだのは、おそらくこちらを見ていないマジシャンの男に責任を負わせる発言だったからだろう。あちらも見るからに貴族然としていて、ダーゲンに近しい人物であることは簡単に想像できた。

 ジッツは溜息交じりに頷いて、マジシャンの男に視線を向けた。

 聞くのではなく、断定的に告げる。


「使ったのはトラップサーチとトラップダウンのどちらだ?」

「なんだ、いきなり」


 じっと、静かに見上げると、男は困惑したようだった。しかし、否定はしてこない。


「チャーチはトラップギルドでも高い技術を持ったトラップサーチャーだ。彼女が自分のミスで連鎖型のトラップを起こしてしまうとは考えられない。彼女がトラップの処理をしている間に、どちらを使ったのかと聞いているんだ」

「本当なのか、コード」


 信じられないものを見るような目で、ダーゲンが男を見る。

 人も集まってきている。言い逃れが出来ないと思ったか、コードと呼ばれたマジシャンは舌打ちしながら反論してくる。


「何が悪い? そこのトラップシーカーが自分をよく見せようと罠をでっち上げることがあるかもしれない。私は殿下のために、その女の性根を確認しようとしただけだ。運悪くトラップが起動したようだが、それは私のせいではないだろう」

「いや、あんたのせいだ。連鎖トラップの発動要因の多くは、トラップサーチとトラップダウンだからな。トラップサーチはトラップを探すだけで解除まではしないから、トラップサーチを使うと被害が拡大する。そういうトラップは『不信の罠』と言って――」

「黙れ! 罠屋風情が偉そうに!」

「これだから腐れマジシャンは性根が腐っているというんだ。自分のミスすら認められない。ダーゲン様、こういう人物を同行させていると、ダンジョンでは生還が覚束なくなりますよ」

「貴様!」


 コードの怒声を無視して、ずっとチャーチに治癒を施しているヒーラーに声をかける。


「チャーチの状況は」

「矢傷の治療を最優先にしているから、両手の傷については間に合わないかもしれない」

「両手?」

「爆発する炎の罠が、私に向かって飛んできたんだ。チャーチは矢傷を押して私を庇って、両手が……」

「ちっ、慌ててトラップダウンまで使ったのか」


 ジッツが呻くと同時に、腰のあたりが何やら震えた。

 驚いて声を上げそうになるが、何とか抑えて腰に手を遣る。

 『ガナンの棘』が震えていた。

 柄を持つと同時に、ギーオが自分を出せと願う意志が伝わってくる。

 それどころではないと思ったジッツだが、ギーオが強く伝えてくるのだからとガナンの棘を抜き放つ。


「ジッツ殿!?」

「出ろ、ギーオ・レギオニウス!」


 ダーゲンが警戒の混じった声を上げるが、ガナンの棘が緑色に輝いて中から一体の魔法生物が飛び出してくる。

 ギーオだ。先ほどとは違い、赤いマントと杖を身に着けている。鉄巨人に対抗したものだろうか。


「ダンジョンゴブリン!?」

「我が主ジッツ様。お召しに応じ、ギーオ・『ロード』・レギオニウス参上致しましたな」

「この状況で呼び出すように求めたのは何故だい?」


 周囲がざわめく。

 今までに初心者ダンジョンからダンジョンゴブリンを連れ出せた者などおらず、またダンジョンゴブリンが知性高く人と会話するなど前代未聞だったからだ。


「ジッツ様のご友人の大事とお察ししましたのでな。よろしければ、お手伝いをさせていただきたく」

「何とかなるのか?」

「はい。この程度の傷であれば」

「……頼む」


 ジッツはギーオを疑わなかった。頭を下げて見せれば、ギーオは最大限の敬礼を返してきた。


「承りましたな、我が主」

「ジッツ! ……と、ギーオ!?」

「モネネ、いったい何が……ギーオ!」


 ようやく追いついてきたらしいカーナとモネネが、ギーオが出てきているのを認めて驚きの声を上げる。

 ギーオは二人にも礼を返すと、杖を天に掲げた。

 瞬間、闇色の渦が空中に出現する。


君主ロードの名において、ギーオが同胞を導く。偉大なるララテアが『魔人の軍勢レギオニウス』より、治癒の役持つ者よ来たれ!」


 ギーオの詠唱に答えるように、闇色の渦の中から、ぽんぽんと音を立てて同じような姿のレギオニウスが次々と落ちてくる。

 よく見ると一体一体の仮面は模様が違い、それで個体を見分けているようだ。

 レギオニウスたちは地面に着地するとまずジッツの前に這いつくばり、そしてギーオの方に目を向けた。


「ロード! 役割ヲ、示セ!」

「そちらの方の傷を癒やせ」

「分カッタ! 任セロ!」

「じっつ様! オ任セクダサイ!」


 五体や十体ではきかない数のレギオニウスたちが、ぞろぞろとチャーチを取り囲む。

 あまりの状況に時が止まった様子の周囲だったが、最初に動いたのは事もあろうにマジシャンのコードだった。


「モンスターめ!」

「よせ! チャーチに当たる!」

「ダーゲン様!?」

「ジッツ殿、任せて良いのか」


 杖を構えたコードの前に、ダーゲンが立ちはだかる。

 ジッツはダーゲンの質問に、確証はないもののしっかりと頷いた。


「ギーオは僕の友人に悪いことはしないでしょう」

「……分かった。ところで、先ほどから聞くレギオニウスとは、まさか――」

「癒ヤシノ奇跡ヨ!」


 レギオニウスたちの声が唱和する。

 暖かな白色の光がチャーチを包み、集まっていたヒーラーたちが驚愕の声を上げる。


「さ、最高位の治癒魔法!?」

「そ、そんな馬鹿な!?」


 光の中央で横たわるチャーチの傷が、みるみる時間を巻き戻すかのように治っていく。

 驚いたように目を見開いたチャーチが上半身を起こし、もぞもぞと両手の包帯をこすり合わせる。

 横についていたヒーラーが喉を鳴らしながら包帯を解くと。

 まるで傷ひとつない綺麗な両手が、中から現れたのだった。

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