第33話 傀儡
「遊園地に着いた途端セルリアンが大量に湧き出してきやがった!!」
パッカァーン!
「…ようやくわかったぜ女王は山に居る!!情報の共有がまた役に立つとはな!」
パッカァーン!
2人は背中合わせになる
「んでどうするか?このままじゃ2人仲良く共倒れだぜ?」
「共倒れ…か…確かにありえそうだが!!」
2人は同時にセルリアンを倒し
「「お前とだけは真っ平御免だ」」
「走れ…走りながら目の前の敵を倒し続けるんだ!!」
「互いの背を守る必要は無えってか…上等…」
「「うおおおおおおお!!」」
2人は山を目指し走り出した
その頃かばん達は
「野生解放!!」
かばんの目が輝き始める
するとサーバルが
「出たゴリラ解放!」
「え…ゴリラ?」
「うん!なんか気分屋ってヒトがかばんちゃんの事をゴリラ解放だって」
「……」
「どうしたの?かばんちゃん」
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ヽ( ˘ω˘ )ノ <うるせぇオフトゥン
| / ぶつけんぞ!
UU
「え?」
「何でも無いよサーバルちゃん…ちょっと行ってくるね」
「え?どこに?」
そう言うとかばんはどっかへ行ってしまった…数分後
「か…かばんちゃん?」
かばんが全身真っ赤な液体でまみれた状態で帰ってきた
「じゃあ早くセルリアン倒そっか」
「う…うんそうだね…」
「なんか怖いのだ…」
「カズさんのせいかなー…」
「はっくしょい!」
「どうしたトモカズ」
「分からねえ…」
「まあどうでもいいが…居たぜ女王が」
「ようやく…か…」
山の丁度で女王が佇んでいた
「よく来たな…待っていたぞ」
カズが刀をゼロが拳を構える
「この馬鹿騒ぎ止めさせてもらうぜ」
「前はあんたの配下だったが…今の俺に上司は居ねえ!!」
女王はカズの方を向き
「ふふふ…以前はお前が言った通り感情的になってしまったが…今回はそうは行かぬ」
背中から触手を出した
ダッ
カズとゼロが同時に駆け出す
「「はあああああああああ!!」」
2人は同時に攻撃するが
ガキィィィン…
「「何…!」」
女王の触手に防がれた
「言ったであろう…前の私とは違うと!」
バァン!
女王は2人を弾き飛ばした
ガン!
「「うぐ…」
飛ばされた2人は岩に激突する
「ふふふ…ははははははははは!」
「なんて力だ…トモカズ大丈夫か…おいトモカズ!」
カズは膝をつき脇腹から血を流していた
「まさか…女王にやられたキズが開いたのか!!」
「どうやらそうらしいな…」
「ふふふ…」
女王は触手を伸ばしカズの首へ…
「ぐは…」
「トモカズ!!」
カズは触手に掴まれ宙釣りになる
「が…は…」
「さあ我が忠臣…いや我が傀儡よこの人間を助けたければ私の元へ戻れ」
「誰がテメエなんかに!」
「ほう…なら」
女王は笑い触手に力を込める
メキメキメキメキ…
「が…」
「て…テメエ!!」
「所詮貴様は私の人形…傀儡に過ぎぬ…さあ選ぶが良い」
「く…」
ゼロは拳を握るが…
「わかった…あんたの下に戻る…だからそいつを離せ…」
「よく言った…では…」
グシャ…ボト…
「な…」
「貴様の言う通り離したぞ首と体をなあ…ふふふ…」
「嘘…だろ…」
ゼロが両膝を着いた
「ふふふ…ははははははははは!」
「クソ…」
「これで私を邪魔する者は居なくなった!!これで私は!!」
女王が勝ち誇った顔で両手を広げる
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