第3話 3人

ここはジャパリパークの何処か…二つの影があり一つは何かの前で手を合わせていた

「……はい終わり…私はこれで帰るわ」

「親父の墓ならちゃんとあるだろ…ミツバ」

「何言ってんの…ここでもやらなきゃ…」

「そうかい…勝手にしやがれ」

2人は歩き出す

「懐かしいわね…昔は3人で散歩して夕方まで帰らずに…3人か…」

「やめろ…あいつの話は聞きたくねえ」

「残念だけどそうも言ってられないわよ…目撃情報が出てるあいつは今ここに向かってる…」

「おい…それは本当かよ…あの野朗がパークに来てるだと?」

「私がここに来た理由の一つ…パークに危機が迫ってることを知らせるため…」

「本当にあいつだっていう確証はあるのか?」

するとミツバは一枚の写真を取り出した…そこには船に乗る男の姿が…

「監視カメラに気になるものが映ってたから拡大印刷してみたら…」

「なるほどな…あいつが来てるのは本当らしい…こいつはやべーな…」

その後ミツバを見送ったカズは図書館で緊急会議を開く


「というわけだ近いうちに危険な奴がパークにやってくる…気をつけろとしか言えねーが…気をつけたところでどうにかなる相手じゃない」

するとオオカミが

「スターという化け物を相手に私たちは勝ったんだ何故気をつける必要があるんだい?」

「スターの場合は俺たちを試すような感じだった…早く切り札を出せばよかったものを…あいつは遊んでるみたいだったが…」

そこへかばんが

「でもスターさんより強いというわけではないですよね?」

「確かに力ならスター以下だ…俺と同じくらいだよだがあいつは…目の前の物をぶっ壊すのに抵抗や迷いがない…あいつが壊すと言ったら必ず…」

次に博士が口を開く

「では…そのヒトがパークに来る理由は…まさかパークを…」

カズは答える

「パークをぶっ壊す為さ…あいつは手段や目的を選ばねえ…まさにこの世で最も危険な男だ…」


その頃

「クク…ようやく見えて来たぜ…けものはいてものけものは居ないねえ…その通りだ全部まとめてぶっ壊してやるよ…ハハハハハハ!!!!」


その夜…

「教えてください何故あそこまで…たった1人のヒトを危険視するのか…」

「…あいつとミツバと俺は幼馴染でな…いわば腐れ縁みたいなもんさだからこそ誰よりもわかってるのさ俺たちは…」

「そのヒトはカズさんにとって一体…」

「あいつは最も危険な野郎だ…そして最も会いたくねえ野郎だ…」


サンドスターが噴き出す山の頂に動く影が…

「クク…こいつであのケダモノどもは…ククク…ハハハハハハ…楽しみだねえ…さあ踊ってくれよ派手にな!」

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